2008 Fiscal Year Final Research Report
Softness of Uranium(III)in its Werner-type complexes and their physicochemical features
Project/Area Number |
18560799
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Nuclear engineering
|
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
YAMAMURA Tomoo Tohoku University, 金属材料研究所, 助教 (20281983)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LI Dexin 東北大学, 金属材料研究所, 助教 (40281985)
SHIOKAWA Yoshinobu 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (50111307)
NAKAMURA Akio 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 先端基礎研究センター, 研究員 (80370443)
|
Project Period (FY) |
2006 – 2008
|
Keywords | ウラン3価 / ウラン・レドックスフロー電池 / ウェルナー型錯体 / 物性化学 |
Research Abstract |
風力発電等の出力平滑化のために電極反応が高速なウランがレドックスフロー電池の活物質として期待されているが、充電状態における負極活物質であるウランIII価の安定性、反応性はよく知られていない。我々は物性化学的な研究により、いくつかのウラン・アミド錯体の構造、磁性、分光、電気化学について検討した結果、ウランIII価アミド錯体において酸化状態は安定であるが、中性配位子の脱離が生じやすいことが判明した。この結果は、活物質錯体として陰イオン性配位子との錯体が望ましいことを示し、今後のウラン電池の開発に資するものである。
|