2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18560805
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Research Institution | Japan Atomic Energy Agency |
Principal Investigator |
千葉 敏 Japan Atomic Energy Agency, 先端基礎研究センター, 研究主幹 (60354883)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小浦 寛之 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 先端基礎研究センター, 研究副主幹 (50391264)
丸山 敏毅 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 先端基礎研究センター, 研究主幹 (50354882)
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Keywords | 核データ / 核分裂 / 核分裂障壁 / 光学ポテンシャル / 集団準位構造 / 軟回転体模型 / 直接・半直接中性子捕獲 |
Research Abstract |
アクチノイド領域偶偶核の集団準位構造を記述する軟回転体模型(SRM)のハミルトニアンパラメータとその共分散を導出し、それが中性子断面積に与える不確定性を計算する手法を提案し、ニースで開かれた核データ国際会議(ND2007)で発表した。チャンネル結合ポテンシャルについても中重核から重核領域におけるグローバルな系統性を見いだし、原子力学会欧文誌に発表した。その他原子核の一粒子準位をSkyrme-Hartree-Fock-BCS模型により計算し、それに基づく直接・半直接中性子捕獲断面積の計算手法、グローバルな一 独自の模型を用いて重原子核の核分裂障壁を系統的に求め、その有効性確認としてβ遅延核分裂率を計算してr過程元素合成計算を行い、国際会議OMEGO7(Origin of Matterand Evolution of Galaxy 2007)で発表した。他の模型から得られる核分裂障壁を用いる場合と比較して核分裂の効果が小さく出ることが分かった。我々の核分裂障壁が1MeV程度過大評価となっている可能性があることが分かった。
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Research Products
(4 results)