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2007 Fiscal Year Annual Research Report

植物の細胞死における葉緑体タンパク質の分解機構

Research Project

Project/Area Number 18570124
Research InstitutionShizuoka University

Principal Investigator

天野 豊己  Shizuoka University, 理学部, 准教授 (90297945)

KeywordsFtsHプロテアーゼ / 葉緑体 / 品質管理 / 発現系 / ATPase / プロテアーゼ
Research Abstract

タンパク質の品質管理で機能するFtsHプロテアーゼの解析をおこなった。植物においても本酵素は存在しており,光合成などで損傷をうけた葉緑体タンパク質の分解除去を行っているとされている。しかし本酵素は精製系もしくは発現系は整備されていないため,酵素としての性質がはっきりしていない。本研究は,本酵素の発現系の構築をおこなった。本酵素には,N末端より膜貫通ドメイン、ATPaseドメイン、プロテアーゼドメインが存在する。これらのドメインを分割し、ATPaseドメイン、プロテアーゼドメインの発現系の構築を行った。本酵素の発現系は,これまで必ず細胞封入体を形成していたが,ATPaseドメインについては,はじめて可溶性に回収される実験系構築された。知りうる限り,このような実験系はまだ報告されていない。また,プロテアーゼドメインについては,細胞封入体になるものの,尿素で変性して透析によってまきもどしを行うと,ほぼ完全に可溶化された。プロテアーゼの切断するタンパク質を各種検討したところ,ほぼ変性状態のカゼインは切断するが,構造をもつ牛血清アルブミンは切断しないことがわかった。また通常考えられるよりも高濃度のマグネシウムイオンを要求することがわかった。以上の成果について投稿準備中であるが,概要を日本植物生理学会で発表した。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] タバコ由来のFtsHプロテアーゼにおけるプロテアーゼドメインの解析2008

    • Author(s)
      天野 豊己、新実 康太、堀恵 悟、湯沢 優一
    • Organizer
      日本植物生理学会
    • Place of Presentation
      札幌コンベンションセンター
    • Year and Date
      2008-03-20

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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