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2007 Fiscal Year Annual Research Report

超高圧ACナノカロリメーターの開発とそれを用いた蛋白質の熱容量の圧力依存性の研究

Research Project

Project/Area Number 18570148
Research InstitutionKyoto Institute of Technology

Principal Investigator

八尾 晴彦  Kyoto Institute of Technology, 工芸科学研究科, 准教授 (60212271)

Keywordsタンパク質 / 高圧 / 熱測定 / ACカロリメトリー
Research Abstract

一万気圧の超高圧力を加えられるように現有するACナノカロリメーターの改造を行った。試料セルとしては一万気圧に耐えられる直径約3mmの市販の高圧ステンレス鋼チューブを用いる予定であったが、チューブが細いためにチューブを高圧バルブにつなぐ高圧フィッティングが、一万気圧に耐えられないことがわかった。そこで、直径約5mmの高圧ステンレス鋼チューブを用いることになったが、肉厚であるため、試料の熱容量と比べて試料セルの熱容量が非常に大きくなり,試料の熱容量の測定精度が非常に悪くなる。そこで、直径約5mmの高圧ステンレス鋼チューブの中央部分を約3mmまで削ることにした。ところが旋盤加工では,旋盤の回転中心をチューブの中心に精度良く合せることが困難なことと,チューブの長さが150mmと長いためにバイトで押すとチューブがたわんで均一に削ることが難しいことがわかった。試行錯誤の結果,電解研磨により高圧チューブの中央部分を約3mmまで削る方法を確立した。この間,6月に東京工業大学から京都工芸繊維大学へ所属が変わり,実験装置の引越をしたことと、京都工芸繊維大学で研究室の耐震補強工事により、8月と12月に2回引越を行ったため、実験が十分にできず当初計画より遅れが生じた。そのため,動作試験と、lysozymeなどの標準的ないくつかのタンパク質の圧力変性前後における熱容量の測定は次年度に繰り越すことになった。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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