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2006 Fiscal Year Annual Research Report

mRNAエンドヌクレアーゼの性状と活性調節

Research Project

Project/Area Number 18570160
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

米崎 哲朗  大阪大学, 大学院理学研究科, 教授 (90115965)

Keywordsガラクトースオペロン / RNase E / シグマS / TpiA / 3'-UTR / nrdC.11 / 大腸菌 / T4ファージ
Research Abstract

<RNase LSの生理的意義>RNase LS変異体ではグルコース、乳糖、ガラクトース等様々な糖について利用能の低下がみられた。代謝が比較的単純なガラクトースについて解析したところ、galオペロンがコードするGalE、T、Kの発現量が顕著に低下していた。この原因としてRNase Eの過剰生産が認められたことから、RNase Eの構造遺伝子であるrne mRNAはRNase LSの標的であることが強く示唆された。さらに、RNase LS変異体では解糖系のキー酵素であるTpiAの活性低下も認められたが、発現量の低下についてはまだ不明である。また、RNase LS活性欠失変異体は増殖期から停止期に移行する頃から増殖速度が低下する。また、食塩ストレス下では、増殖期から停止期への移行期で急速に死滅する。これらの変異体特有な現象と平行して、RNase LS変異体ではσ^sの発現量低下が認められた。これと一致して、σ^sの発現を抑制するCRPの著しい過剰生産が確認できた。このことからcrp mRNAもやはりRNase LSの標的であることが示唆された。
<RNaseLSの性状解析>in vitro RNA切断反応系を利用して活性促進因子の精製を試みたところ、様々なカラムクロマトグラフィーにおいて不均一な挙動を示した。したがって、膜と相互作用することが示唆された。RNase LSが、T4ファージの中期遺伝子mRNAと後期遺伝子mRNAを区別する仕組みについて、系統的に作成したキメラ遺伝子mRNAの解析から、3'-UTRの重要性が浮上した。
<RNase Eの活性化を誘導するT4遺伝子の同定>T4が感染すると2分以内に、RNase Eによる大腸菌mRNAの急速な分解が起きる。この分解には、機能未知遺伝子19個+既知遺伝子2個を含むtk2領域に含まれる遺伝子が必須である。この領域の欠失変異体を系統的に作成した結果、nrdC.11が必須遺伝子であることをつきとめた。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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