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2006 Fiscal Year Annual Research Report

線虫生殖巣の形態形成を制御するフィビュリンー1のサプレッサー解析

Research Project

Project/Area Number 18570213
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionThe Institute of Physical and Chemical Research

Principal Investigator

久保田 幸彦  独立行政法人理化学研究所, 細胞移動研究チーム, 研究員 (70333325)

Keywords形態形成 / 発生遺伝 / 細胞認識 / 器官形成 / 基底膜 / フィビュリン-1 / サプレッサー解析
Research Abstract

線虫生殖巣のU字型の形態は、生殖巣原基の両端に1つずつ存在するリーダー細胞(DTC)がその移動をリードすることにより形成される。その過程において基底膜分子・フィビュリン-1は、生殖巣の伸長と生殖巣上皮の強度の維持に必須の役割を果たす。本研究ではフィビュリン-1依存的な細胞移動制御メカニズムの解明を目的とし、フィビュリン-1の機能欠損型変異体fbl-1(tk45)において引き起こされる、顕著なDTCの移動異常と不稔の表現型を抑圧できる遺伝子の探索とその機能の解明を行なっている。EMS処理により、生殖巣の形態と不稔の表現型を抑圧できる変異体5株(fk75-tk79)を分離することができた。遺伝解析の結果から、そのうち2株は優性変異で3株は劣性変異であった。2株の優性変異(tk75およびtk76)は、野生型同様の形態を持ち捻性が強く回復した抑圧変異であることから、それらについてまず解析を行なった。
(1)fbl-1(tk45)変異体のサプレッサー変異体のマッピング
今までの解析から、tk75は3番染色体の中央付近のsma-2とunc-69の間のおよそ2.4マップユニットにマップした。SNPマッピングの結果、tk75は約200kbの比較的狭い領域にマップされた。tk76も同様の位置にマップできた。
(2)fbl-1(tk45)変異体のサプレッサー変異遺伝子tk75の同定の試み
tk75変異体マップ領域内の予想遺伝子の塩基配列の解析の結果、ある基底膜タンパク質のN末端付近にミスセンス変異を見つけた。遺伝子をコードするゲノム断片をサブクローンした後、見つけた変異を導入した変異型の遺伝子のトランスジーンを作成し、変異型のトランスジーンがfbl-1(tk45)変異体の表現型を抑圧できるか検証しようとしている。

  • Research Products

    (2 results)

All 2006 Other

All Journal Article (1 results) Book (1 results)

  • [Journal Article] C. elegans as a model system to study the function of the COG complex in animal development2006

    • Author(s)
      Yukihiko Kubota
    • Journal Title

      Biological Chemistry 387

      Pages: 1031-1035

  • [Book] Role of basement membrane in cell migration "in Principles of Developmental Genetics"

    • Author(s)
      Kiyoji Nishiwaki
    • Publisher
      Elsevier Inc. (in press)

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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