2007 Fiscal Year Annual Research Report
シカによる農林業被害に対する生息環境整備と防護柵の被害防止効果に関する研究
Project/Area Number |
18580146
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
高柳 敦 Kyoto University, 農学研究科, 講師 (70216795)
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Keywords | ニホンジカ / 農林業被害 / 野生動物保護管理 / 総合的管理 / GIS / 利用可能食物量 / 利用密度指標 |
Research Abstract |
昨年度に引き続き、糞によるシカによる利用密度の検証のための自動撮影による評価を試みた。実際の農地での観察は、被害者意識を考慮すると困難であるため、京都大学の研究林を利用した。また、京都府南丹市日吉町を対象に、森林簿から得られるデータを基に、シカが利用できる食物可能量を推定し、それをデジタル林班図を用いて表示した。また、5年生までの幼齢造林地における被害調査を行い、被害と被害を受けた幼齢造林地の周囲の食物環境との関連についてGISを用いて解析した。その結果、餌環境によって枝葉摂食被害を説明することはできなかった。樹皮剥皮被害のみ周囲200mの食物量と樹種(ヒノキ)が説明変数として採択された。
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Research Products
(2 results)