2008 Fiscal Year Annual Research Report
リサイクル材を用いたポーラスセメント複合材の開発に関する研究
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18580243
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
保世院 座狩屋 Mie University, 大学院・生物資源学研究科, 准教授 (10314139)
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Keywords | セメント複合材 / 補強工法 / 力学試験 / 表面剪断 / 摩擦抵抗 / 土〜セメント材相互作用 / 粗さ角 / チャネル効果 |
Research Abstract |
十分な摩擦抵抗と伸張力を持つフェロセメントの開発は補強土工法のために重要な補強材であるので補強土工法への適用を念頭に置いてモルタル内の高張力ワイヤーメッシュからなるフェロセメントの性能を検討し、親素材を開発した.つまり,高張力ワイヤーメッシュによって引張り強度が確保される一方,埋込め土とセメントモルタル間には十分な大きさの摩擦抵抗が発生した.これらの条件は個々にコントロールすることができたので与えられた条件の下で複合材としての最適設計が可能となった.従前よりフェロセメント材料の研究は、物質開拓とその解析・理論的解釈が協力し合う学際的学問領域であったが、その構造物組成である高張力ワイヤーメッシュと十分な大きさの摩擦抵抗を持つセメントモルタルの破壊メカニズムは見たらなかった。本研究では,引抜きテストやせん断テストによるフェロセメントの破壊メカニズムの解析とそれに伴う応力技術を考察し、せん断・引抜き破壊、モルタル破壊、メッシュ破壊及び付着破壊の状況からフェロセメント要素、新たなセメント複合材開発について報告した。また、リサイクル材および表面にチャネルを用いた新複合材の開発について検討した。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Disposal of Sea Bottom Sediments by Use as Raw Material for Concrete Elements2008
Author(s)
Imai, D., Dabwan, A. H. A., Kaneco, S., Katsumata, H., Suzuki, T., Hossain, M. Z., Nakashima, K., Kato, T., Ohta, K.
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Journal Title
国際農業工学会誌 10(52)
Pages: 1-15
Peer Reviewed
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