2006 Fiscal Year Annual Research Report
マメ科緑肥のreseedingを活用した戦略的植生管理農作業システム
Project/Area Number |
18580253
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
小松崎 将一 茨城大学, 農学部, 助教授 (10205510)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒城 雅昭 独立行政法人農業環境技術研究所, 生物生態機能研究領域, 上席研究員 (10354002)
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Keywords | カバークロップ / 窒素 / 窒素固定 / 自生化 / 耕うん / 土壌線虫 / 作付体系 / 不耕起 |
Research Abstract |
本研究では、マメ科緑肥の持つreseeding機能を活用した生物生産システムを構築していくためには、緑肥作物の生育および乾物生産の関わる栄養成長サブモデル、開花・結実および土中播種に関わる種子生産サブモデル、土中種子の稔実、休眠、硬実、休眠打破、土中生存、および再出芽に関わるseed bankサブモデル、マメ科緑肥の生育と雑草競合サブモデルを組合わせたreseedingモデルと,夏作物の生育・収量に関わる作物生育サブモデルおよび緑肥残渣の分解・施肥量削減サブモデルを組合わせた作物生産モデル,これらさまざまなパラメータを制御する農作業モデルと結合させることで,マメ科緑肥のreseedingを活用した土壌肥沃度管理と夏作物生産を管理するマネージメント・モデルを作成する必要がある。本年は、マメ科緑肥のもつreseeding機能を活用した生物生産システムを構築していくために,まず,マメ科緑肥作物別のreseeding特性データベースを構築した。そこでは,reseeding機能がもっとも優良なサブタレニアンクローバの1品種Mt.Bakerを供試しマメ科緑肥の生育と雑草競合特性を組合せたreseeding特性データベースを構築した。この内容についてはWeed biology and management誌に掲載された。また、新しいサブタレニアン・クローバ4品種を用いて、茨城大学農学部附属農場内において、3×6mのマイクロプロットを作成した。このマイクロプロットに、サブタレニアンクローバおよび裸地の合計5水準として3反復で実施している。これらの処理区は、Randomized complete block designにより配置した。またこれらの土壌を採種し、サブタレニアンクローバなどの栽培土壌中での土壌線虫の動態について調査しており、現在データのとりまとめ中である。
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Research Products
(3 results)