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2006 Fiscal Year Annual Research Report

犬損傷関節軟骨の修復における組織間葉系幹細胞の役割とその可能性

Research Project

Project/Area Number 18580315
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

奥村 正裕  北海道大学, 大学院獣医学研究科, 助教授 (80260397)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 藤永 徹  北海道大学, 大学院獣医学研究科, 教授 (50181376)
高木 哲  北海道大学, 大学院獣医学研究科, 助手 (50396305)
Keywords獣医学 / 再生医学 / 細胞・組織 / 獣医整形外科学
Research Abstract

1)組織ストローマ細胞の採取:本研究を確実かつ安定的に実施するために、現在、最終目的動物である犬以外に馬および牛からも試験に供試される細胞を採取し、間葉系幹細胞の分離、培養を実施し、その最適条件を検討した。また、関節内環境を正確に再現・解析が実施できるように、犬の関節軟骨細胞および滑膜細胞の分離・培養を実施した。
2)採取細胞の性状解析:液性因子(成長因子)による多分化誘導能:得られた細胞を培養し、軟骨分化誘導に関して解析を開始した。分化の確認は、組織学的観察と、それぞれのマーカー遺伝子の発現を、RT-PCR法を用いて分析している。軟骨の固有形質であるアグリカンやII型コラーゲン、SOX-9の発現について、in situハイブリダーゼーション法を実施して解析している。また、"線維(軟骨)化"を評価するためにI型コラーゲン生成および遺伝子発現も評価する。
3)採取細胞の性状解析:細胞環境による軟骨分化誘導能:得られた細胞を、pelletとして培養し、場合によってTGF-βを添加して培養し、通常軟骨細胞の形質が維持できる環境で軟骨分化を刺激した場合のそれぞれの細胞の反応性を評価した。
4)採取細胞の骨髄幹細胞との性質の違い:接着因子発現の相違:骨髄間葉系幹細胞とそれ以外の細胞との性質の変化、起源の状況を評価するために、それぞれの細胞の接着因子発現を評価した。骨髄間葉系幹細胞に一般的に存在する接着因子のなかで犬のCD44に関するRT-PCR解析系の確立を行った。
5)細胞形質phenotypeの安定性評価:それぞれの細胞について一部を繰り返し継代培養し、上記の細胞生物学的特徴が良好に維持されるかどうかの評価を行う。このことにより、幹細胞としての機能(無限増殖能)を有していることの確認作業を実施している

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Chondrogenic differentiation of bovine bone marrow mesenchymal stem cells (MSCs) in different hydrogels : influence of collagen type II extracellular matrix on MSC chondrogenesis.2006

    • Author(s)
      Bosnakovski D, Mizuno M, Kim G, Takagi S, Okumura M, Fujinaga T.
    • Journal Title

      Biotechnol Bioeng 93(6)

      Pages: 1152-1163

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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