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2007 Fiscal Year Annual Research Report

生活習慣病をターゲットとする新規ポリフェノール素材の開発研究

Research Project

Project/Area Number 18590006
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

河野 功  Nagasaki University, 医歯薬学総合研究科, 教授 (20038607)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 田中 隆  長崎大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (90171769)
Keywords生活習慣病 / 抗酸化活性 / 酵素阻害活性 / ツチトリモチ / キイレツチトリモチ / ヒアルロニダーゼ阻害活性 / ポリフェノール / リポキシゲナーゼ阻害活性
Research Abstract

我が国は各地に限界集落の増加が予想されるなど既に高齢化社会に突入しているが、高齢者の健康を支え、かつ維持するための新たな健康補助食品を開発することは、メタボリック症候群、高血圧症などの国民的な生活習慣病を克服することに大きく寄与すると思われる。
当研究室では"茶"や"甜茶"の成分など従来から研究の主体としてポリフェノールを据えてきた。その研究過程で、寄生植物のツチトリモチに多種類のポリフェノールが含まれていることを明らかにし、このものが嘗て食用として用いられた記録が無いにもかかわらず、毒性は見られないので工夫によっては食用として利用可能なことが期待できた。
この結果を基に、新規薬用素材を開発すべく関節の潤滑油であり肌のみずみずしさを保つビアルロン酸を分解する酵素のヒアルロニダーゼの阻害活性と、炎症に係わる物質の分解に係わるリポキシゲナーゼ阻害活性の2種と、多数の測定法が知られている抗酸化活性をMPECで簡易に測定することにより、ツチトリモチが健康食品として利用可能であるかの検討を加えた。また、ツチトリモチの他、同科植物のキイレツチトリモチや中国産ツチトリモチ(このものは二日酔いなど薬用として用いられている。)についても同じ酵素阻害活性を検討した。その結果ツチトリモチに含まれる多種のグルコースのコーヒー酸誘導体にそれぞれの強い活性が見られ、他方リグナン類にはその活性が弱いことが明らかとなった。しかし、全体としてツチトリモチは強い酵素阻害活性を示し、これが良い健康食品となる可能性を示した。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] Cytotoxic Hydrolyzable Tannins from Balanophora japonica2008

    • Author(s)
      Zhi-Hong Jiang, Xiao-Yun Wen, Takashi Tanaka, Shao-Yu Wu, Zhongqiu Liu, Hiromi Iwata, Yoko Hirose, Shuguang Wu, and Isao Kouno
    • Journal Title

      Journal of Natural Products (Web release)

      Pages: Web release

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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