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2008 Fiscal Year Annual Research Report

植物成分由来新規メタボリックシンドローム治療改善薬の開発研究

Research Project

Project/Area Number 18590017
Research InstitutionTokyo University of Pharmacy and Life Science

Principal Investigator

三巻 祥浩  Tokyo University of Pharmacy and Life Science, 薬学部, 教授 (90229790)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 黒田 明平  東京薬科大学, 薬学部, 講師 (80266890)
横須賀 章人  東京薬科大学, 薬学部, 助教 (20318190)
Keywordsサンショウ / Zanthoxylum piperitum / PPARγ リガンド活性 / β3 アドレナリン受容体アゴニスト活性 / 構造決定 / アミド系化合物 / 新規化合物 / 苦味物質
Research Abstract

サンショウZanthoxylum piperitumの成熟果皮のエタノール抽出エキスに,PPARγリガンド活性ならびにβ3アドレナリン受容体アゴニスト活性が確認されたことから活性成分の探索を行った.サンショウの粉末約700gをエタノールにて冷浸した.冷浸抽出液を減圧下濃縮し,エタノール粗抽出物約100gを得た.エタノール粗抽出物を,多孔質ポリスチレン樹脂を充填したカラムに付し,30%メタノール,50%メタノール,80%メタノール,メタノール,エタノール,酢酸エチル(各2L)で順次溶出させ,6画分に分画した,50%メタノール溶出画分にPPARγリガンド活性ならびにβ3アドレナリン受容体アゴニスト活性が認められたことから,同画分について分離・精製を行い,6種の化合物を以下の収量で単離した(化合物1:38.2mg,化合物2:16.7mg,化合物3:18.4mg,化合物4:19.7mg,化合物5:28.8mg,化合物6:15.6mg).これらの化合物について,massスペクトル,NMR(^1H, ^<13>C, ^1H-^1H COSY, HMQC, HMBC, NOESY)スペクトルを中心とした機器分析により構造決定を行ったところ,化合物1,2,6は文献未記載の新規アミド系化合物であることが明らかとなった.化合物1-6のPPARγリガンド活性ならびにβ3アドレナリン受容体アゴニスト活性を評価したが,期待した活性は認められなかった.しかしながら,これら化合物はサンショウの辛味成分のサンショオールと構造が類似しているにもかかわらず辛味を示さず,苦味を示しことは大変興味深い.

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 甘草(Glycyrrhiza glabra L. )からのペルオキシゾーム増殖剤応答性受容体(PPAR)y リガンド活性成分の探索とKK-Ayマウスに対する抗糖尿病活性2008

    • Author(s)
      黒田 明平, 三巻 祥浩
    • Organizer
      第4回甘草に関するシンポジウム
    • Place of Presentation
      大阪
    • Year and Date
      2008-06-28

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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