2007 Fiscal Year Annual Research Report
全胚免疫染色と分子生物学的手法による内臓と四肢の神経・血管・筋の形成と再生の解明
Project/Area Number |
18590164
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
田中 重徳 Kanazawa University, 医学系研究科, 教授 (60004660)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
易 勤 東京医科大学, 医学部, 講師 (70334753)
宮本 賢作 金沢大学, 医学系研究科, 助教 (70304582)
下川 隆 金沢医科大学, 医学部, 准教授 (70302841)
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Keywords | ヒト / 脊椎動物 / 神経 / 血管 / 筋 |
Research Abstract |
心臓神経(交感神経由来)の形態解明と膀胱尖・臍・肝鎌状間膜・肝内束内を走行する血管の形態解明研究を推進した。心臓枝は内臓伴行・分布と内臓血管伴行の形態である迷走神経由来であるので,形態解明は難しくない。それに対して,当該の心臓神経は椎骨に接する交感神経幹由来であるので,体壁レベルの広範囲に亘り多数起こるので,神経同士の結合が多く,走行が複雑であるので,心臓枝よりも形態解明は困難である。とりわけ,ヒトの心臓神経は実験脊椎動物よりも形態が大きく,脂肪が多いので形態解明は至難である。我が教室開発の脱脂と神経、血管染色方法にてヒトの心臓神経の形態解明を行い,その成果に依拠して博士課程学生を指導し,ジャコウネズミでの心臓神経の形態解明を行い,Anat.Rec.(Hoboken 290,2007)に掲載された。ヒトとジャコウネズミの胆嚢に分布する神経は,World J.Gastroenterol(13,2007)に掲載された。脳細胞遺伝子学の研究者とも連携して,電子顕微鏡での形態解明を行い,Nature(Vol.446,2007)に掲載された。膀胱尖、臍、肝鎌状間膜、肝円束内を走行する血管の形態解明は修士課程の学生を指導し,成果が平成19年度において卒業審査合格となった。上記の教室開発研究方法にて,全実習体において腹壁からの肝臓への血管と尿膜管形態の存在が確認され,論文発表準備中である。
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Research Products
(11 results)