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2006 Fiscal Year Annual Research Report

心筋収縮制御の加齢変化とその性差

Research Project

Project/Area Number 18590231
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

西丸 和秀  山形大学, 医学部, 助手 (60361250)

Keywords薬理学 / 心筋 / 加齢
Research Abstract

心筋興奮収縮連関と液性因子によるその制御機構における加齢と性差の影響についての検討を目的として、若齢(5〜7週齢)および老齢(70〜90週齢)Ca^<2+>蛍光指示薬indo-1を負荷したマウス単離心筋細胞を用いて細胞収縮と細胞内Ca^<2+>トランジェントの同時測定を行い、以下の結果を得た。ただし、老齢マウスの入手には加齢を待つための時間を要するため、現時点では充分な動物数を得られておらず、したがってデータ数も不充分である。今後、データ数を増やし解析結果の定量性を上げる必要がある。
1)雄性マウスを用いて、単収縮とCa^<2+>トランジェントのキネティクスを若齢-老齢間で比較したところ、単収縮の収縮・弛緩時間共に老齢マウスにおいて長く、加齢による収縮時間の延長が観察されたが、Ca^<2+>トランジェントの持続時間は逆に老齢マウスにおいて短縮傾向にあった。この単収縮とCa^<2+>トランジェントのキネティクスの加齢変化は互いに相反する方向であり、Ca^<2+>トランジェントの減衰相に関与する機構と収縮タンパクの両者の機能に加齢変化が生じる事を示唆している。
2)若齢雄性マウスを用いたテタヌス法による検討で、ET-1は収縮キネティクスを遅延させる事が示され、この作用が"見かけ上のCa^<2+>感受性低下現象"として陰性変力作用に寄与している事が示唆された。
3)ET-1の陰性変力作用は雄性の若齢-老齢間で有意ではないものの、老齢マウスにおいて減弱している傾向が見られ、ET-1の変力作用にも加齢変化が存在する可能性がある。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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