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2006 Fiscal Year Annual Research Report

結核菌糖脂質の抗原提示機構とサイトカインの動態

Research Project

Project/Area Number 18590436
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionKitasato University

Principal Investigator

熊沢 義雄  北里大学, 理学部, 教授 (30072375)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 滝本 博明  北里大学, 理学部, 講師 (00253534)
Keywords結核菌糖脂質 / モルモット / サイトカイン / CD1b
Research Abstract

結核は、結核菌のタンパク質や脂質成分に対する免疫応答に基づく慢性疾患である。脂質抗原のT細胞への抗原提示は、主にCD1bにより行われている。マウスには、CD1b遺伝子がないため脂質抗原に対する免疫応答の解析には適さないが、モルモットにはヒトCD1bに相当する分子が存在する。しかし、モルモットを用いた免疫応答の解析をするための、サイトカインの測定系などのツールが数少ない。本研究では、モルモットサイトカインの測定系を確立することとヒトCD1bトランスジェニックの作製を行い結核菌感染防御機構における脂質抗原に対する免疫応答の役割の解明を目的としている。
モルモットのサイトカインの測定系を確立するため、本年度はTh1反応に重要なIFN-γの組換えサイトカインを精製し、単クローン抗体の作製を行った。組換えIFN-γを発現するバキュロウイルスを作製し、精製した組換えIFN-γをマウスに免疫し、定法に従って単クローン抗体を作製した。現在、得られた単クローン抗体の抗原特異性などを検討中である。組換えIL-12p35およびIL-12p40のヘテロ二量体をバキュロウイルスの系で精製した。精製した組換えIL-12をマウスに免疫し、定法に従って単クローン抗体を作製した。
我々が作製したヒトCD1bトランスジェニックは、CD1bの発現が低かったため、新たに異なるプローモータを用いてトランスジェニックマウスを作製中である。また、CD1bの発現を高めるためにヒトβ2ミクログロブリントランスジェニックマウスも作製中である。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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