2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18590503
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | University of Marketing and Distribution Sciences |
Principal Investigator |
下妻 晃二郎 流通科学大学, サービス産業学部, 教授 (00248254)
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Keywords | 在宅緩和ケア / 医療システム / チーム医療 / 質的研究 / 満足度調査 / 遺族調査 / QOL調査 / FAMCARE |
Research Abstract |
1.チーム医療の実体把握とそれがスムーズに行われるための要件に関する質的研究:専門職を対象とした半構造化インタビュー (1)『プライマリケアチーム』の専門職を対象とした半構造化インタビュー 『岡山モデル』の『プライマリケアチーム』に属する、かかりつけ医、訪問看護師、それぞれ数名ずつを対象としたインタビューを行った。 多職種によるチーム医療がスムーズに行われるための要件把握を目的として、研究代表者および研究協力者が対象者を訪ね、インタビューフォームに従い、一回2時間程度のインタビューを行った。基本的に対象者の許可を得て録音し、得られたデータを質的な手法(修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ)を用いて分析した。 (2)『緩和ケア専門チーム』の専門職を対象とした半構造化インタビュー 『岡山モデル』の『緩和ケア専門チーム』を構成する、医師、看護師、医療ソーシャルワーカー(MSW)それぞれ数名ずつを対象として、多職種によるチーム医療がスムーズに行われるための要件把握を目的として、上記(1)と同様の方法でインタビューを行い、質的な手法で分析した。 2.患者、家族(遺族)に対する満足度およびQOL調査(半構造化インタビューと調査票によるアンケートの混合) (1)『岡山モデル』で在宅緩和ケアを受けた約50名の患者、家族(遺族)の対象者のリストを現在作成中である。 (2)満足度調査で使用する尺度は、FAMCAREを用いることに決定し、forward and backward translation procedureにより、正式な日本語版を完成した。 (3)調査票の選定に際して、本研究の目的に合致する海外、国内文献のsystematic reviewを行った。現在それぞれ投稿論文を作成中である。
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Research Products
(19 results)