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2006 Fiscal Year Annual Research Report

発癌性マイコトキシン汚染食品の迅速診断法の開発

Research Project

Project/Area Number 18590584
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionOsaka Prefectural Institute of Public Health

Principal Investigator

久米田 裕子  大阪府立公衆衛生研究所, 計画総務部, 主任研究員 (10250317)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 浅尾 努  大阪府立公衆衛生研究所, 感染症部, 主任研究員 (00250316)
Keywordsアフラトキシン / Aspergillis flavus / Aspergillus parasiticus / cypA / マルチプレックスPCR / Aflatoxin cluster gene
Research Abstract

2004年にEhrichらによりアフラトキシン生合成の最終ステップ、アフラトキシンGの合成に必要な遺伝子cypAが同定されたことから、この遺伝子領域とアフラトキシンBとGの合成に必要な遺伝子ordAをターゲットにマルチプレックスPCR法を考案することを目的とした。当研究所で保存しているAspergillus section Flavi(B産生性A.flavus5株、A.pseudotamarii1株、BG産生性A.flavus5株、A.parasiticus5株、FP-1株5株、A.tamarii5株、A.caelatus1株、A.bombycis2株、A.nomius5株)、合計34株を実験に供した。
Ehrichらの報告により、チトクロームP450酸化酵素と予測されるCypAがアフラトキシンGの産生に必須であることが明らかになったため、cypAに何種類かプライマーを設計したが、種間の変異が多く、BG産生種すべてを検出することができなかった。そこで、cypAの上流にあり、B産生性A.flavusではcypA同様欠損している、norBをターゲットにプライマーを設計した。その結果、B産生性菌5株については、約700bpの位置にバンドが1本検出され、BG産生菌22株については、約700bpと約300bpの位置に2本のバンドが検出された。アフラトキシンを産生しない6株は全くバンドが検出されなかった。B産生性のA.pseudotamarii1株だけが、予測される約700bpの位置にバンドが検出されず、ordAのプライマーを設定した位置の遺伝子配列が他種と異なっている可能性が考えられた。しかし、この種は現在までに2株しか分離されていない非常に珍しい種であるため、通常の食品のアフラトキシン汚染には寄与していないと推測される。以上より、アフラトキシンの自然汚染に関与すると考えられる菌についてはマルチプレックスPCR法でB産生菌とBG産生菌を区別しながら検出できることが確認できた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Fungal identification with molecular biological techniques -Heteroduplex panel analysis for identification of Aspergillus section Flavi species-2006

    • Author(s)
      Y.Kumeda
    • Journal Title

      Mycotoxins, 56

      Pages: 77-84

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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