2007 Fiscal Year Annual Research Report
オストメイトと配偶者の性機能に関する縦断研究-夫婦の相関と性差に着目して
Project/Area Number |
18590592
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
高橋 都 The University of Tokyo, 大学院・医学系研究科, 講師 (20322042)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
甲斐 一郎 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (30126023)
前川 厚子 名古屋大学, 医学部, 教授 (20314023)
加藤 知行 愛知県がんセンター, 中央病院・がん研究所, 病院長(研究職) (90270719)
小池 眞規子 目白大学, 人間社会学部, 教授 (00337635)
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Keywords | オストメイト / 性機能 / カップル関係 / ET / WOCナース / 質問紙調査 / QOL / ボディ・イメージ / 性相談 |
Research Abstract |
平成19年度は、以下の2点について研究を実施した。 1.日本ET/WOC協会会員看護師対象の性相談に関する実態調査 日本ET/WOC協会会員看護師約570名を対象に、郵送無記名自記式調査を実施(回収率35%)。ET/WOCナースが臨床現場でストーマ保有者から性相談を受ける頻度、性相談の内容、ストーマ保有者の性に関する情報ニーズ、仮想質問への対応(自由記述)などについて質問した。性相談の具体的内容の詳細は従来ほとんど明らかにされていなかったため、今回の調査内容は今後の支援の在り方を検討する上での基礎資料として活用が期待される。現状では特に男性成人患者からの性相談が多く、ET/WOCナースが対応に苦慮するケースも認められた。またET/WOCナースの間で性に関する情報ニーズが高いことが明らかになり、情報ニーズ内容の分析に基づき、ET/WOCナースに向けた性相談教材のコンテンツを検討した。 2.若年ストーマ保有者が経験する困難(性行為、カップル関係について)の実態把握調査の準備 若年女性ストーマ保有者の自助グループの協力を得て、若年女性ストーマ保有者が経験する性行為やカップル関係の困難の詳細を把握する調査の具体的内容と実施方法について検討した。 3.関連文献および資料の収集 18年度に続き、ストーマ保有者男女のQOL、心理的適応、性機能障害、ボディイメージ、カップル関係全般に関する学術論文を収集した。加えて、国内外の関連支援団体が作成する患者用パンフレットおよび医療従事者向けの教材の収集を行った。
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Research Products
(27 results)
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[Journal Article] Impact of breast cancer diagnosis and treatment on women's sexuality: A survey of Japanese patients2007
Author(s)
Miyako Takahashi, Shinji Ohno, Hiromichi Inoue, Akemi Kataoka, Hiroshi Yamaguchi, Yoko Uchida, Akira Oshima, Kinuko Abiru, Kikuyo Ono, Rie Noguchi, Ichiro Kai
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Journal Title
Psycho-Oncology DOI:10.1002/pon.1297
Pages: 7 pages
Peer Reviewed
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