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2006 Fiscal Year Annual Research Report

レセプト情報を用いた医療の質の評価手法の開発

Research Project

Project/Area Number 18590593
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

小林 廉毅  東京大学, 大学院医学系研究科, 教授 (70178341)

Keywordsレセプト / 医療の質 / 診療ガイドライン / 医療情報 / 電子化 / 糖尿病 / 国民健康保険
Research Abstract

本研究の目的は、レセプト情報という自動的に集積される医療情報を用い、糖尿病およびその他の慢性疾患を対象として、標準的な診療ガイドラインに沿った治療が行われているかを検証する効率的な手法を検討、開発することである。現行のレセプト情報は大半が紙ベースのため、まずレセプト情報を電子化する作業から始めた。ある県の国民健康保険組合連合会とレセプト情報の調査分析について契約を交わした上で、匿名かつ連結不可能な形でレセプト情報を電子化し、個票単位で6か月間縦覧できるデータベースを作成した。対象としたレセプトは同県内の2自治体の国民健康保険組合(国保加入者約1.4万人)のものである。両自治体あわせて、6か月間で総数約65,000件のレセプトデータを集積した。これらのレセプト情報を名寄せした結果、1か月当たり約7,500人分(病名数約51,000)のレセプト情報となり、一人のレセプトに記載された病名は平均6.8であった。また、同データベースには1か月当たり約1,400人分(名寄せ後)の糖尿病のレセプト情報が含まれていた。
今年度の成果として、レセプト縦覧データを作成することにより、治療経過を詳細に検討できるだけでなく、疑い病例を除外することでレセプト情報の信頼性を高めることが可能となった。次年度は、糖尿病の病名を含むレセプトを抽出し、最新の糖尿病ガイドラインに沿った検査が実施されているかを検証する。さらにこの作業が他の慢性疾患についても応用可能か検討する。これらの作業は同様の研究を行う国内外の研究者らと連携をとりながら進める。以上の分析に基づいて、レセプト情報を活用した効率的な医療の質の評価方法を提案する。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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