2007 Fiscal Year Annual Research Report
医療・介護・死亡情報を突合した小地域別疾病・寿命負荷に関する研究
Project/Area Number |
18590600
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
真鍋 芳樹 Kagawa University, アドミッションセンター, 教授 (40181812)
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Keywords | 医療費適正化 / 生涯医療費 / 疾病予防 / 介護予防 / 健康寿命 / 健康政策 |
Research Abstract |
1.香川県内の全市町国保レセプト情報と性別年齢別被保険者数、厚生労働省発表の生命関数(年齢別死亡確率)を基に、市町別・性別・総・主要疾病別の生涯医療費の推計を行った。 平成12年度の香川県の男性の生涯医療費は2227万円(市町別で最小1874万円、最大3104万円)、女性は2347万円(同最小1935万円、最:大2973万円)で、同17年度は男性2056万円(同最小1835万円、最大3657万円)、女性は2508万円(同2188万円、最:大2835万円)と推計できた。5年間で男性は約170万円減少し、反対に女性は約160万円増加していた。その結果、男女間の差は平成12年度は約120万円だったが、同17年度は約450万円になっていた。平成17年度を基にした主要疾病別では、精神障害が男性243万円・女性229万円、悪性新生物が男性111万円・女性112万円、高血圧性疾患が男性101万円・女性161万円、脳血管疾患が男性96万円・女性115万円、腎不全が男性108万円・女性90万円、糖尿病が男性88万円・女性75万円と推計できた。 2.香川県内の市町別性別年齢階級別の介護保険給付費データ(要介護2以上を非自立とした)人口、ならびに人口動態統計死亡データ、厚生労働省発表の生命関数を基に、市町別性別の平均寿命・健康寿命・非自立期間を算出した。 健康寿命(平均余命一非自立期間)は、前期(平成11〜15年度)は香川県男性は76.39歳(市町別で最短74.15歳、最長78.04歳)、女性は80.49歳(同最短78.80歳、最長82.91歳)、後期(平成13〜17年度)は香川県男性は77.24歳(市町別で最短75.20歳、最長78.26歳)、女性は82.45歳(同最短81.16歳、最長83.69歳)であった。
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