2006 Fiscal Year Annual Research Report
種々の生活パターンにおける血圧・体温など生体諸変数の日内変動に関する研究IV
Project/Area Number |
18590602
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
上園 慶子 九州大学, 健康科学センター, 教授 (00168618)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丸山 徹 九州大学, 健康科学センター, 助教授 (50229621)
永野 純 九州大学, 健康科学センター, 助教授 (10325483)
福盛 英明 九州大学, 健康科学センター, 助教授 (40304844)
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Keywords | 睡眠覚醒リズム / 日内リズム / スケジュールシフト / 血圧 / 体温(口内温) / コーチゾール / 自覚的気分 / 性格 |
Research Abstract |
若年男性および少数の若年女性を対象とした前回までの研究(I, II,及びIII)で、睡眠-覚醒のパターンをシフトさせた時生体諸変数の日内リズムに現れる反応の速度は変数によって大きな差があり、そのため変数問の同調性が壊れること、同時に変数の反応速度は対象者によって異なり、シフトに対する感受性は個人差が大きいことが示唆された。 18年度はそれらのリズム性の変化が性別の影響をどの程度受けるかを明らかにするために、女性を主たる対象者とし、昼行性生活パターンの成人若年男女8名(男性3名、女5名、年齢21〜27歳)を対象に下記の測定を実施した。 (1)研究所内での日内リズムの測定 春季(3月初旬)に研究所内にて72時間滞在し、睡眠時間、食事時刻など、生活パターンは基準化して諸変数の日内リズムを測定した。 1.生理的諸変数:体位・行動量,血圧・脈拍,体温,体重,血液中(12検体)や尿中(22検体)の生化学的・内分泌学的変数の測定。 2.心理的諸変数:気分・感覚(独マールブルグ大学式Vigilance質問紙)、心理的特性(朝型・夜型度、性格特性、ストレス度)の調査。 (2)日常生活下での日内リズムの測定 上記実験前1週間、生活時間:起床・就床、食事、排便、仮眠の時刻を毎日記録した。 上記実験後の2週間、生活時間の記録心理的変数の記録ライフコーダーによる体位・身体活動量の自動記録をおこなった。 現在、血液中・尿中変数の一部の測定を終了し、生理的変数の結果と合わせて、測定終了部分の入力を行っている。今後は未測定の項目の測定、リズム分析を進める。また、本研究2年目の19年度も女性を主たる対象者とし、夏季に実験を行って、季節の影響も検討予定である。
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