2006 Fiscal Year Annual Research Report
超長寿者の病歴および病態に関する研究-沖縄とハワイと全米の比較
Project/Area Number |
18590610
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Okinawa Prefectural College of Nursing |
Principal Investigator |
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Keywords | 沖縄 / 長寿 / 国際保健 / 百寿者 / 病歴 |
Research Abstract |
初年度の研究費で、以下の成果を得た: 1)今後の研究成果向上のため、Okinawa Centenarian Study(OCS)で収集したデータの再考察 この考察によって3つの論文を発表することができた。最初の論文では、沖縄の長寿には遺伝子の影響が大きいことを明らかにした。次の論文では、沖縄の百歳以上の人が90代の時に測定した日常生活動作(ADL)レベルが高かったことを示した。また、8人の沖縄のSuper Centenarian(110歳)の病歴を事例研究として本の1章としてまとめた。彼らはほとんど100歳まで重篤な病気にかかることなく過ごしており、そのことが長寿に要因となっていることがわかった。 2)学会発表 研究結果は3月にメルボルンで行われた第3回年次学会「International Research Center on Healthy Aging and Longevity」と11月にダラスで行われた第58回年次学会「Gerontological Society of America」で発表された。 3)3つの研究グループにおける研究協力の推進 昨年度3つの研究グループ(OCS+PHRI+NEW ENGLAND CENTENARIAN STUDY GROUP)の間で3回の会議が行われた。2回の会議は上記の学会地であるメルボルンとダラス、そして3回目の会議はハワイで行われた。 4)地方公共団体等とのミーティング 地方自治体や老人介護施設の代表らとのミーティングにおいて研究原案を説明し、理解と協力を得ることができた。 5)住民台帳チェックによる対象者の募集 沖縄県立看護大学の学生等の協力により、百歳以上の対象者候補名簿が作られた。現在これら対象者への連絡を始めており、対象者募集を行っている。
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Research Products
(4 results)