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2006 Fiscal Year Annual Research Report

脂肪組織由来サイトカインは、メタボリック症候群と関連するか?

Research Project

Project/Area Number 18590621
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionKurume University

Principal Investigator

足達 寿  久留米大学, 医学部, 助教授 (40212518)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 平井 祐治  久留米大学, 医学部, 助手 (70309780)
榎本 美佳  久留米大学, 医学部, 助手 (10360281)
Keywords健康管理 / 疾病予防 / サイトカイン / メタボリック症候群 / 疫学
Research Abstract

1.住民検診での検討
我々は平成14年より長崎県北松浦郡宇久町(現、佐世保市宇久町)において住民検診を開始した。本検診は循環器医が不在である離島であるため、町の要請を受け、当科におけるボランティア活動の一環として始まったものであるが、現在は毎年、同時期に200人前後が受診し、当科が行う定着した住民検診となっている。
平成18年度も7月下旬より検診を行い、メタボリック症候群に関する検査を行うとともに、一般採血の他、MCP-1およびTNF-αなどのadipocytokineを測定した。検診終了後、直ちにデータの入力、分析を行い、MCP-1はメタボリック症候群の原点である、インスリン抵抗性と有意な関連を示すこと、およびTNF-αはメタボリック症候群のコンポーネントの数と関連しており、その重積数が増えるほどTNF-αが高値を示す、量的依存性の関連を示した。
なお、MCP-1とインスリン抵抗性の関連は、平成19年3月の日本循環器学会総会で発表し、同年6月の国際動脈硬化学会(フィンランド)でも発表予定である。
2.検診地区の地域差の検討
本邦の典型的な農村の代表である田主丸町と典型的な漁村である宇久町では、自ずと結果が異なるのではないかと推察される。一つには食生活の差も考えられ、他には治療などの介入、疾患に対する啓蒙の違いにも差異があるのではないかと思われる。この点に関しても、我々は非常に興味を持っており、地域差の検討も併せて行う。我々は、すでに両検診地区に於いて、adipocytokineの一つであるPAI-1の測定を行っており、その結果とメタボリック症候群のコンポーネントにおける関与に地域差があるのか否かも検討中である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] The association between serum MCP-1 and the metabolic syndrome.2007

    • Author(s)
      Fukami A, Adachi H, Enomoto M, et al.
    • Journal Title

      Circulation Journal 71,Supple

      Pages: 247

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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