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2009 Fiscal Year Annual Research Report

補体C1s/C1r/C1r-LPの発現調節機構と遺伝子多様性の分子基盤の解明

Research Project

Project/Area Number 18590634
Research InstitutionTottori University

Principal Investigator

中川 真由美  Tottori University, 医学部, 助教 (00243410)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 湯浅 勲  鳥取大学, 医学部, 准教授 (00093633)
Keywords補体 / 遺伝子多型 / 遺伝子多様性
Research Abstract

補体成分であるCls、ClrおよびClr-like protein (Clr-LP)は、ヒトでは12番染色体上に隣接して位置し、機能面、発生面で関連が深いとされている。本研究は、これら3つの遺伝子の多様性の分子基盤やハプロタイプ、発現調節のメカニズムについて、ヒトおよび他の霊長類について解析を行い、3つの遺伝子の分子進化とその相互関係について知見を得ることを目的とする。また、ハプロタイプ解析から、新たな法医学分野における個人マーカーの確立を目指すものである。データベースで非ヒト霊長類について調べると、ClR遺伝子ではチンパンジー、オランウータン、カニクイザルのmRNAが、ClS遺伝子はチンパンジーやアカゲザルに関する報告がある程度で、いずれもまだ研究が進んでいないのが現状である。本研究では、チンパンジー、ゴリラ、ニホンザルのDNAを用いて、19年度・20年度にClS遺伝子とCIR遺伝子のコーディングエクソン領域の塩基配列を決定し、両遺伝子の分子進化について知見を得た。しかし、それぞれの遺伝子の分子進化に関してさらに深い知見を得るためには、イントロン部分も含めた比較解析を行うことが望ましい。そこで今年度は同サンプルのClR遺伝子のイントロン領域の塩基配列をほぼ決定した。しかし、ヒトClR遺伝子でも解析が困難であったイントロン8と10については、他の霊長類でも決定しにくくいまだ不完全な状態である。ClS遺伝子についても同様に解析を進めているところであり、今後は、ClS遺伝子とClR遺伝子の分子進化にさらに深い知見を得たい。また、Clr-LPについても同様に解析を進めたい。

  • Research Products

    (3 results)

All 2010 2009

All Journal Article (2 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 霊長類のC1S遺伝子について2010

    • Author(s)
      中川真由美
    • Journal Title

      DNA多型 18(印刷中)

  • [Journal Article] 霊長類のC1S遺伝子について2009

    • Author(s)
      中川真由美
    • Journal Title

      DNA多型 17

      Pages: 165-168

  • [Presentation] 霊長類のC1S遺伝子について2009

    • Author(s)
      中川真由美
    • Organizer
      日本DNA多型学会第18回学術集会
    • Place of Presentation
      久留米大学(久留米市)
    • Year and Date
      2009-11-19

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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