2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18590635
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
劉 金耀 Yamaguchi University, 大学院・医学系研究科, 講師 (60379956)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤宮 龍也 山口大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (50219044)
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Keywords | アルコール / 心室性不整脈 / 心臓自律神経機能 / QT間隔 / QT dispersion / 離脱 |
Research Abstract |
【実施した研究計画】 1.7週令のWistar系雄ラットを用い、Lieber and DeCarliの液体飼料を利用し7週間pair-feedingを行い、コントロール、5%アルコール持続投与、断酒1日およびβ遮断薬(Carvedilol)1週間前投与+断酒1日の4群の実験動物モデルを作成した。 2.イソフルラン麻酔下1のラットの腹腔内に心電図送信機を埋め込んで、Free-moving状態動物の24時間心電図を記録した。 3.専用解析ソフトを用いて、心電図および心拍数変動を解析し、QTc, QT dispersionおよび心臓局所的な自律神経機能を同時に評価した。 【研究結果】 1.慢性アルコール持続投与によるQTcの延長を認めたが、QT dispersionの増大および心臓局所的な自律神経機能の失調がみられなかった。 2.断酒早期に心臓交感神経活性化を始める心臓局所的な自律神経機能の失調を認め、QTcが延長、QT disperslonが増大した。 3.断酒早期に延長したQTcおよび増大したQT dispersionがβ遮断薬前投与により抑制された。
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Research Products
(4 results)