2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18590659
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Akita University of Nursing and Welfare |
Principal Investigator |
佐々木 英忠 秋田看護福祉大学, 看護福祉学部, 学長 (20004731)
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Keywords | 経管栄養 / 要介護老人 / 終末期医療 / 医療費 / 主介護者 / 長期療養施設 |
Research Abstract |
長期療養施設に入院中の要介護老人が半年前から食事も摂れなくなり、何を問うても意味ある答えは返ってこない 終末期の要介護老人に経管栄養をしている家族の主介護者にアンケート調査をしたところ、60%の人は経管栄養をやむをえないと答えた。しかし、経管をあなた自身に施行しますかとの問いには90%は拒否した。 二成績をある関連施設でこれから経管栄養するか否かの判断をある家族に示したところ、それまでより経管栄養をする人は半分に減少した。経管栄養をすることで平均1年2ケ月生存し、900万円医療費がかかった。経管栄養でなく抹消静脈点滴1000ml+ビタミン剤では2ヶ月生存し、100万円の費用であった。その差は800万円であった。日本では1年間に7万人経管栄養を行い、その内要介護老人は6万人である。これがもし半分になれば3万人減少し、×800万円=2,400億円の医療費削減となると予想された。
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