2006 Fiscal Year Annual Research Report
糞便中のmRNAを標的にした大腸がん診断法の確立を目指して
Project/Area Number |
18590674
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Research Institution | Hamamatsu University |
Principal Investigator |
金岡 繁 浜松大学, 健康プロデュース学部, 教授 (00252172)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高井 哲成 浜松医科大学, 医学部, リサーチアシスタント (70422748)
伊熊 睦博 浜松医科大学, 附属病院, 講師 (00275108)
大澤 恵 浜松医科大学, 附属病院, 助手 (10397391)
杉本 光繁 浜松医科大学, 医学部, 助手 (80397398)
|
Keywords | 大腸がん / 糞便 / Fecal RNA Test |
Research Abstract |
便潜血検査に代わる検査法として、糞便中のmRNAを指標にした大腸がん診断法(Fecal RNA Test)を確立することを目的とした。まず標的分子としてcyclooxygenase 2(COX-2)、matrix metalloproteinase 7(MMP-7)、Snailを用いて、大腸癌、腺腫、正常コントロールを用いたblind case-control studyによる当検査法の有用性の検討とconventional PCRに代わる遺伝子増幅法により検査時間の短縮を検討した。今年度は、以下を行なった。 Blind case-control studyによるRNA-based stool assayの大腸癌、腺腫診断における有用性を検討 内視鏡的、病理学的に診断した癌患者75例、腺腫19例、正常コントロール37例の糞便サンプルを収集し、全例糞便RNAを抽出した。サンプルの記号化とともにnested PCR法による解析を3分子について施行中である。 LAMP法、Real-time PCR導入によるRNA-based stool assay検査時間短縮とその有用性と確認 LAMP法ならびにReal-timePCR法導入による検査時間の短縮を目指し、3分子各々のプライマー設定ならびに、各方法の最適化中である。
|
Research Products
(3 results)