2006 Fiscal Year Annual Research Report
三次元培養系肝細胞スフェロイドを利用したNASHモデルの作成と治療に向けた応用
Project/Area Number |
18590735
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
真治 紀之 岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (70314680)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小出 典男 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (20142333)
白羽 英則 岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (40379748)
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Keywords | 肝細胞スフェロイド / NASH / 脂肪化 |
Research Abstract |
スフェロイド培養の基本培地を用いて線維芽細胞3T3-L1に脂肪化を起こさせることができるかどうかの検討を行った。 ヒューマンサイエンス振興財団研究資源バンクから入手したマウス線維芽細胞3T3-L1株は通常のDMEM+牛血清の培地で培養した細胞にIBMX+デキサメサゾンでインダクションをかけると脂肪化することを確認している。 この細胞に対し、Williams E培地にインスリン、EGF他を添加した無血清のHDM培地にて培養が可能かどうか検討した。無血清培地では通常のプラスチック培養ディッシュ上の接着が弱く増殖も通常に比し遅延する。接着の改善にはコラーゲンIをコーティングしたバイオコートディッシュを使用することにより伸展した接着、増殖が可能であった。この細胞にIBMX+デキサメサゾンでインダクションをかけると脂肪化細胞を認めた。効率が血清培養ほど良好ではないのでIBMX、インスリン、EGF濃度を変更して検討中である。 陽性荷電培養皿を用いたスフェロイド形成系に脂肪化を起こさせることが可能であるかどうかの検討も開始した。SD系雄性ラットのコラゲナーゼ還流法でラット肝細胞を調整し、プライマリアディッシュに撒くとおよそ72時間で肝細胞スフェロイドを形成する。 規定量のIBMX+デキサメサゾンでインダクションをかけても脂肪化は困難であることが判明した。培養メディウム中のインスリン濃度の増量、HGF添加、IGF-I添加による効率上昇が見られるかどうか検討を開始した。
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Research Products
(6 results)