2006 Fiscal Year Annual Research Report
アンジオポエチン様因子ファミリー分子の、脂肪肝・脂肪性肝炎病態機序への関与の解明
Project/Area Number |
18590746
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
冨田 謙吾 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (50317129)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尾池 雄一 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (90312321)
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Keywords | 脂肪肝炎 / 脂肪肝 |
Research Abstract |
1 我々は既に、Angptl4 KOマウス、AngPtl6 KOマウス、albumin promoter下にmouse Angptl4またはAngptl6を高発現するトランスジェニックマウス(Angptl4 TGマウス、Angptl6 TGマウス)を作成した。これらのKOマウス、TGマウス、wildマウスに、高脂肪食投与、又はメチオニン・コリン欠損食投与を各群が同一カロリーを摂取するように12週間施行し、NASH modelを作成した。その後、各群のマウスの肝臓、内臓脂肪、皮下脂肪、骨格筋、血清を採取し、脂肪肝・肝障害・肝臓繊維化の差異を、組織学的・血清学的に評価検討中である。 2 Angptl4,Angptl6 KOマウス、TGマウス、wildマウスに対しCCl4 4週間投与により肝硬変モデルを作成し同様の解析を施行中である。また、Diethylnitrosamine6週間投与、又はコリン欠損食+ethionine9ヶ月投与モデルにより肝臓発癌モデルを作成し、腫瘍形成における各マウス間の差異を比較検討するとともに、apoptosis、細胞増殖能に関わる各種マーカーを組織学的・血清学的、蛋白・RNAレベルでの評価検討を施行中である。 3 我々は既に、Angptl4発現アデノウイルス、Angptl6発現アデノウイルス、Angptl4 SiRNA発現アデノウイルス、Angptl6 SiRNA発現アデノウイルスを作成した。高脂肪食又はメチオニン・コリン欠損食投与をwildマウスに12週間施行したNASHマウスモデル、及びCCL4投与による肝硬変モデルに対し、これらのアデノウイルス感染実験を行い、肝臓病態に及ぼす影響を比較検討している。
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