2006 Fiscal Year Annual Research Report
体外衝撃波を用いた難治性不整脈に対する非侵襲性治療法の開発
Project/Area Number |
18590759
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
熊谷 浩司 東北大学, 病院, 助手 (30400328)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
下川 宏明 東北大学, 大学院医学系研究科, 教授 (00235681)
若山 裕司 東北大学, 大学院医学系研究科, 助手 (10375082)
福田 浩二 東北大学, 病院・医員 (20375083)
菅井 義尚 東北大学, 病院・医員 (90400340)
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Keywords | 対外衝撃波 / 不整脈 / 非薬物療法 |
Research Abstract |
頻脈性不整脈の原因領域を経皮経カテーテル的に高周波で焼灼する高周波カテーテル・アブレーション冶療は、頻脈性不整脈の根冶療法の第一選択として、現在、広く普及しつつある。しかし、心筋の深層や心外膜側に起源を有する不整脈に対しては、心内膜側からでは焼灼効果が不十分のため、新たな治療法の開発が待たれている。 我々は、新しい難冶性不整脈の根治療法のエネルギー源として、低侵襲性体外衝撃波に注目した。低侵襲性体外衝撃波は、現在、結石破砕冶療として広く臨床応用されている。当施設でも、重症狭心症を対象に世界初の臨床試験を実施しているが、技術的には、体外衝撃波を調節し不整脈の原因となる心筋の深層部位のみに正確に照射することが可能である。本研究では、こうした背景を受けて、体外衝撃波を用いた難冶性不整脈に対する非侵襲性冶療法の開発を目指す。今回、われわれは、最初に、心腔内の各所にマッピンクが可能な既存のカテーテルシステムを応用し、腔内からの衝撃波エネルギーにより心筋をアブレーションする衝撃波アブレーションカテーテルの作成とその効果の検討について試みた。衝撃波の基礎的実験により、不整脈の原因となる組織の破壊に足るエネルギーを発生させることを確認した。現在は、その衝撃波発生装置をカテーテルの先端に装着した衝撃波アブレーションカテーテルを考案中である。以上の基礎的な研究を基に、難冶性不整脈の新しい非薬物根冶療法の開発を目指している。
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