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2007 Fiscal Year Annual Research Report

ヒト肺気道前駆細胞から肺神経内分泌細胞への分化制御機構の解明

Research Project

Project/Area Number 18590868
Research InstitutionTokyo University of Pharmacy and Life Science

Principal Investigator

高橋 勇二  Tokyo University of Pharmacy and Life Science, 生命科学部, 教授 (20154875)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高橋 滋  東京薬科大学, 生命科学部, 准教授 (10266900)
広瀬 秀徳  東京薬科大学, 生命科学部, 助教 (80398817)
Keywords神経内分泌細胞 / 肺上皮 / 低酸素 / 細胞分化
Research Abstract

肺神経内分泌細胞(PNEC)は肺上皮の形成と維持に重要な機能を担っている。しかし、その分化機構は不明な点が多い。申請者は、このヒト胎児肺由来の上皮幹細胞が神経内分泌細胞へ分化する条件を検討し、これまでに、セロトニン合成における律速酵素であるトリプトファン水酸化酵素の発現が細胞分化の良い指標であることを明らかにした。今年度は、分化を制御する転写調節因子のHASHの標的としてのトリプトファン水酸化酵素を仮定し、研究を進めた。
1)DNAチップを用いた検索のための陽性対照の検討
正常ヒト胎児気道上皮細胞(HFBE)をプラスチックシャーレ上に、あるいは、コラーゲンゲル上に5日間培養したサンプル、さらに、HASHのsiRNAを導入したサンプルから全RNAを調製し、HASHによって正の制御を受ける遺伝子はHASHのノックダウン(siRNA導入)により低下することが予想され、以下のように確認した。
1-1)siRNAの効果の検定
HASHのsiRNAを数種類デザインし、HASH抑制に最適な配列を検討し、SiRNA添加4日目にHASHmRNAの低下が最大となることを確認した。
1-2)siRNAの分化への影響の検討
HASHの誘導は2段階でおけることをこれまで示している。HASHsiRNAをそれぞれの段階で添加し、分化状態を検討し、第一段階目および第2段階目の添加条件ともにトリプトファン水酸化酵素mRNAの発現を抑制するという結果が得られた。
1-3)DNAチップを用いた検討
上記の予備的検討を加えてDNAチップ解析を行った、現在その結果を詳細に解析中である。現在得られた結果の中で、神経型ニコチン酸受容体のがHASHにより正に制御されていることを可能性を示している。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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