2007 Fiscal Year Annual Research Report
カルポニン発現誘導を介する糖尿病性腎症進展抑制の研究
Project/Area Number |
18590908
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
吉村 吾志夫 Showa University, 医学部, 准教授 (50211660)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 克仁 大阪府立成人病センター, 病態生理学部門, 部長 (40211338)
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Keywords | 糖尿病 / 糖尿病性腎症 / カルポニン / 糸球体硬化 / メサンギウム細胞 |
Research Abstract |
昨年度において作成に成功したカルポニン不ランスジェニック(CN-Tg)マウスおよびその野生型マウスに対してストレプトゾトシンの投与によって糖尿病を惹起した。経過中の血圧、腎機能、尿蛋白量、組織学的検討による腎の障害度について両群を比較検討した。CN-Tgマウスにおいては野生型に比し、腎組織の障害程度の軽減化が認められた。カルポニンの過剰発現は糖尿病における腎障害を軽減する可能性が考えられたが、現在その詳細な機序を明らかにすべく研究を継続している。
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