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2006 Fiscal Year Annual Research Report

マクロファージにおけるリポ蛋白リパーゼが動脈硬化形成に及ぼす影響について

Research Project

Project/Area Number 18590998
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionJichi Medical University

Principal Investigator

野牛 宏晃  自治医科大学, 医学部, 講師 (60348018)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石橋 俊  自治医科大学, 医学部, 教授 (90212919)
田副 文子  自治医科大学, 医学部, 研究生 (20406127)
加藤 秀樹  自治医科大学, 医学部, 研究生 (20406094)
永島 秀一  自治医科大学, 医学部, 研究生 (30406136)
Keywordsリポ蛋白リパーゼ / マクロファージ / 動脈硬化
Research Abstract

Flox LpLマウスとマクロファージ特異的Cre発現マウス(lysCre)の交配により、マクロファージ特異的LpL欠損マウスを作成した。マクロファージのLpLをreal time PCR法、Northern blot法により遺伝子発現レベルで検討したところ、flox/floxLpL-lyscreマウスではLpL mRNAの完全な欠損が確認された。さらにLpL活性を^<14>C-Trioleinを用いて測定したが、flox/floxLpL-lyscreマウスのマクロファージのLpL活性は消失していた。以上のことから、flox/floxLpL-lyscreマウスでは遺伝子レベルからマクロファージLpLが欠損しており、計画通り実験が進行していることが確認された。次にこのマウスにおける血清脂質を解析したところ、対照の野生型マウスと比較して血清脂質、リポ蛋白に差はなく、さらに食後の高脂血症なども認められなかった。以上のことからLpLは血清脂質代謝に重要であるが、マクロファージのLpLが大きな役割を担っていることはないと考えられる。さらにこのマクロファージを用いて、CD36、TNF-α、といった脂肪酸代謝、炎症に関連する遺伝子発現を検討したが、野生型との比較では差が認められなかった。以上、マクロファージのLpLを欠損させるだけでは大きな表現型が確認できないことから、よりストレス的な環境におく必要があると考え、LDL受容体欠損あるいはアポ蛋白E欠損マウスといった高脂血症、動脈硬化マウスとの交配を行い、ようやく少数ながら目的のマウスが得られ始めた状況である。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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