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2007 Fiscal Year Annual Research Report

マクロファージにおけるリポ蛋白リパーゼが動脈硬化形成に及ぼす影響について

Research Project

Project/Area Number 18590998
Research InstitutionJichi Medical University

Principal Investigator

野牛 宏晃  Jichi Medical University, 医学部, 講師 (60348018)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石橋 俊  自治医科大学, 医学部, 教授 (90212919)
田副 文子  自治医科大学, 医学部, 研究生 (20406127)
永島 秀一  自治医科大学, 医学部, 研究生 (30406136)
Keywords動脈硬化 / リポ蛋白リパーゼ
Research Abstract

マクロファージ特異的LpL欠損マウス(M-LpLKO)と高脂血症・動脈硬化モデルマウスのLDL受容体欠損マウス及びアポ蛋白E欠損マウス(apoEKO)を交配し,マクロファージ欠損LDL受容体欠損マウス,マクロファージLpL欠損アポ蛋白E欠損マウス(M-LpLKO/apoEKO)を作成した。実験の進行上,M-LpLKO/apoEKOマウスの解析を主に行った。
血清脂質については通常食,3ヶ月間の高コレステロール食負荷後で,M-LpLKO/apoEKOマウス及び対照のapoEKOマウスの間に,血清コレステロール,トリグリセリドに差は認められなかった。またVLDL. LDL. HDLのりポ蛋白についても両群間で差は認められなかった。動脈硬化に関しては,3ヶ月間の高コレステロール食を負荷した後,上行大動脈〜腸骨動脈までの粥腫をoil red0染色で評価した。M-LpLKO/apoEKOマウス(n=4)では動脈硬化面積は大動脈の面積に対して13.0±1.1%(mean±S.E)であったが,対照のapoEKOマウス(n=7)では22.5±3.4%であり,M-LpLKO/apoEKOマウスで42%動脈硬化の抑制傾向(p=0.07)が認められた。現在評価数が十分ではないため両群の匹数を増加して検討している。
血清脂質に差がない一方で,動脈硬化がM-LpLKO/apoEKOマウスで抑制傾向にあることから,マクロファージのLpL欠損が直接的に動脈硬化を抑制する機序が存在すると考えられる。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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