2007 Fiscal Year Annual Research Report
変異導入法を用いたβ3インテグリンに関わるシグナル伝達分子の同定
Project/Area Number |
18591095
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Research Institution | National Cardiovascular Center Research Institute |
Principal Investigator |
本田 繁則 National Cardiovascular Center Research Institute, 病因部, 室長 (00303959)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮田 敏行 国立循環器病センター研究所, 病因部, 部長 (90183970)
冨山 佳昭 大阪大学, 医学部附属病院・輸血部, 講師 (80252667)
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Keywords | インテグリン / シグナル伝達分子 / 血小板 |
Research Abstract |
インテグリンはαおよびβ鎖のヘテロ2量体構造を有する接着受容体として機能している。インテグリンはその構造を変化することにより非活性状態から活性化状態に移行し機能を発揮すると考えられている。しかしながら、インテグリンの活性化に関わるシグナル伝達機構の詳細は不明である。β3インテグリンは(αIIβ3およびαVβ3により構成されている。αIIbβ3は血小板に特異的な発現を認め、血小板凝集に重要な働きを担っている。一方、αVβ3は血管構成細胞、腫瘍細胞および炎症細胞などに発現しており血管新生、腫瘍の浸潤・転移および創傷治癒に関与している。 前年度はインテグリンの活性化に関わる分子を同定するためにエネルギー依存性に活性化したキメラインテグリンαIIbβ3を発現する細胞株を樹立し、化学変異原を暴露させてインテグリンが非活性状態になるミュータントクローンを作製した。このミュータントを用いて発現クローニングを実施し、活性化を誘導する分子Integrin-linked kinase (ILK)を同定した。ILKのmRNAおよびgeneのシークエンス解析を発現クローニングに用いたミュータントにおいて行い、2種類のナンセンス変異を複合ヘテロ接合型で認めた。本年度はミュータント細胞におけるILK蛋白の発現が欠如することを確認した。また、化学変異原に暴露していない活性化インテグリンを発現する親株細胞を用いてILKのsiRNAを行った。その結果、ILK蛋白のノックダウンによりインテグリンの活性化状態が有意に抑制された。
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Research Products
(3 results)
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[Journal Article] A large deletion of the PROS1 gene in a deep vein thrombosis patient with protein S deficiency.2007
Author(s)
Yin T, Takeshita S, Sato Y, Sakata T, Shin Y, Honda S, Kawasaki T, Tsuji H, Kojima T, Madoiwa S, Sakata Y, Murata M, Ikeda Y, Miyata T
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Journal Title
Thromb Haemost 98
Pages: 783-789
Description
「研究成果報告書概要(和文)」より
Peer Reviewed
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[Journal Article] Genotypes of vitamin K epoxide reductase, γ-glutamyl carboxylase, and cytochrome P450 2C9 as determinants of daily warfarin dose in Japanese patients.2007
Author(s)
Kimura R, Miyashita K, Kokubo Y, Akaiwa Y, Ryoichi O, Nagatsuka K, Otsuki T, Okayama A, Minematsu K, Naritomi H, Honda S, Tomoike H, Miyata T
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Journal Title
Thromb Res 120
Pages: 181-186
Peer Reviewed
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[Presentation] A large deletion of the PROS1 gene in a deep vein thrombosis patient with protein S deficiency.2007
Author(s)
Yin T, Takeshita S, Sato Y, Sakata T, Shin Y, Honda S, Kawasaki T, Tsuji H, Kojima T, Madoiwa S, Sakata Y, Murata M, Ikeda Y, Miyata T
Organizer
第30回日本血栓止血学会学術集会
Place of Presentation
賢島宝生苑・志摩観光ホテル
Year and Date
2007-11-16
Description
「研究成果報告書概要(和文)」より