2007 Fiscal Year Annual Research Report
ヒストン脱アセチル化酵素の膠原病病態への関与とその制御による治療法開発の検討
Project/Area Number |
18591108
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
熊谷 俊一 Kobe University, 大学院・医学系研究科, 教授 (00153346)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
熊谷 俊一 神戸大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (00153346)
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Keywords | 関節リウマチ / 破骨細胞 / HDAC阻害剤 / 樹状細胞 / siRNA |
Research Abstract |
1. ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)の発現の基礎的検討。 HDAC阻害剤が作用するHDACは11種類あり、HDAC1、HDAC2、以下HDAC11まで存在する。各々のHDACを検出するためにSYBR greenを用いたRT-PCR法を用いて、RA患者滑膜5名、OA患者滑膜3名、健常人末梢血2名においてそれぞれのHDACの発言量をmRNAレベルで検討した。総じてHDAC1,2,5,が多い結果であったが、血球系ではHDAC1が高いの比べて線維が細胞ではHDAC2が高い傾向にあった。RAとOAの差は現在まで明かではなかった。 2. 関節リウマチ培養滑膜細胞を用いたHDAC制御実験。 HDAC阻害剤の関節リウマチ滑膜細胞に対する作用がどのHDACを介するものかを明らかにするために、HDAC1および2のknockdownに成功し蛋白レベルでも確認できた。knockdownされた細胞では増殖の軽度低下とアポトーシスの亢進をみた。さらにMMP-3の産生に関わっていることが明らかとなった。さらに分子メカニズムを解析中である。 3.破骨細胞の分化におけるHDACの関与 末梢血から破骨細胞を分化誘導する系確立した。HDAC阻害剤であるバルプロ酸が破骨細胞分化をきれいに抑制することを確認した。現在、単球におけるsiRNAの確立を目指して検討中である。副産物として、EGCG(緑茶カテキン)が破骨細胞分化を抑えることを発見し、NFATの発現を抑制することに基づくことが判明した。さらに関節炎動物モデルでもEGCGが関節炎と破骨細胞分化を抑制することを示した。
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[Journal Article] Meta-analysis: diagnostic accuracy of anti-cyclic citrullinated peptide antody and rheumatoid factor for rheumatoid arthritis.2007
Author(s)
Nishimura K, Sugiyama D, Kogato Y, Tsuji G, Nakazawa T, Kawano S, Saigo K, Morinobu A, Koshiba M, Kuntz KM, Kamae I, Kumagai S.
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Journal Title
Ann Intern Med 146
Pages: 797-808
Peer Reviewed
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