2007 Fiscal Year Annual Research Report
川崎病発症時における腸管内スーパー抗原遺伝子の研究
Project/Area Number |
18591200
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
武内 崇 Wakayama Medical University, 医学部, 講師 (10246522)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 啓之 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (80196865)
南 弘一 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (60301438)
吉川 徳茂 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (10158412)
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Keywords | 川崎病 / スーパー抗原 / 便中DNA |
Research Abstract |
【1】検体の収集: (1)平成18年4月〜平成20年3月までに、当院に川崎病診断基準を満たして入院した患児の内60名から急性期の便を収集した。それらの便からDNA Stool Mini Kit(QIAGEN)を用いて全DNAを抽出した。 (2)この期間中に、ワクチン接種時に両親から同意の得られた健常児26名、発熱患児36名から便を収集でき、これらの便からも上記キットを用いて全DNAを抽出した。 【2】スーパー抗原遺伝子の検討: (1)陽性コントロールのために独立行政法人理化学研究所・バイオリソースセンター微生物材料開発室から承認を得て、Streptococcus pyogenes(JCM no 5674)、Staphylococcus aureus(JCM no 2151)を購入し、現在、これらの菌株が持っているスーパー抗原遺伝子(SPEA、SPEC、SPEG、SPEJ、TSST-1など)を陽性コントロールとした。 (2)【1】で得られた川崎病患児と発熱患児・健常児の便DNA中のSPEA等のスーパー抗原遺伝子の存在の有無について検討中である。
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