2006 Fiscal Year Annual Research Report
表皮特異的な強制的アレルゲン遺伝子発現系による免疫応答の解析
Project/Area Number |
18591246
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
片山 一朗 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (80191980)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
樽谷 勝仁 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (30301261)
室田 浩之 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (90363499)
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Keywords | アトピー性皮膚炎 / GFP / TET / 動物モデル / Th2型反応 |
Research Abstract |
表皮細胞特異的なダニ抗原強制発現マウスの作成し、その免疫応答に関する研究に先立って、GFPは抗原になりうるという文献があるために、表皮特異的にGFPを発現させるマウスを作成し、生きたマウスで免疫応答のシステムの解析を行うことを計画した。ただし表皮特異的にGFPを発現させるトランスジェニックマウスでは免疫寛容の機序が働き、GFPが抗原として認識されないためteton-offシステムを用いてマウスが成長してから表皮細胞特異的にGFPを発現させるマウスの作成を行った。 まず表皮角化細胞のみにtransactivater proteinを発現させるために表皮基底層に発現するヒトk5プロモーターの下流にリークが起きにくくなるように改変したtransactivater proteinを発現させるrtTA(rtTA-advanced)のcDNA,その下流にhGHpolyAシグナルをつなげたコンストラクトを作成した。またドキシサイクリンを添加したときに発現するtransactivater proteinにより細胞表面にGFPが誘導されるようにtet responsive elementの下流に細胞膜上にGFPを発現させるために細胞膜とのアンカー部分をthy-1に改変し、GPI-アンカー型蛋白化したcDNAをつなげ、その下流にSV40のpolyAシグナルをつなげたコンストラクトを作成し、さらにドキシサイクリン非存在化にリークが起きないように両端にインシュレーター配列をつなげたコンストラクトを作成した。
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