2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18591296
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
穐吉 條太郎 Oita University, 医学部, 准教授 (00159344)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堤 隆 大分大学, 医学部, 講師 (60284791)
児玉 健介 大分大学, 医学部, 助教 (60398261)
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Keywords | パニック障害 / 不安 / ラット / 遺伝子多型 / 機能的MRI |
Research Abstract |
肝細胞成長因子(HGF)とは肝実質細胞をはじめ、諸組織の細胞の増殖を行う。最近になって神経成長因子としての働きがあることがわかってきた。また脳虚血予防効果等が報告されている。以前、我々は「HGFをラットの側脳室に投与することで不安が抑制される」という報告をされた。ここで「HGFのアンチセンスを、ラットの脳に投与すると不安が惹起されるのではないか」という仮説のもと、実験を行った。高架十字迷路におけるOpen armでの滞在時間、Hard Dips回数において、アンチセンス群は、スクランブル群およびコントロール群に比べて、有意にFreezing回数が増加していた。これらのことから、HGFの作用を抑制することは、不安の惹起することが明らかとなった。 また、セロトニン3Aレセプターはグレリン遺伝子多型とパニック障害の関連研究を行ったが、有意な関連を見いだすことは、できなかった。
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