2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18591330
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
阿部 修 The University of Tokyo, 医学部・附属病院, 講師 (50302716)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青木 茂樹 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (80222470)
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Keywords | 脳・神経 / 生理的加齢 / 拡散テンソル / 画像統計解析 |
Research Abstract |
対象は健常ボランティア男性130名(37.1±12.7歳)、女性115名(36.7±13.7歳)で当院に設置されている1.5テスラMRI装置を用いて3D-SPGR法、デュアルスピンエコー法、拡散テンソル画像の撮像を行った。全脳の加齢性変化に関する検討項目として全脳灰白質(GMV)・白質容積(WMV)、全脳灰白質・白質容積を全頭蓋内容積で除した灰白質容積比(GMF)・白質容積比(WMF)、全脳平均fractional anisotropy(FA)、および全脳平均mean diffusivity(MD)を算出した。またvoxel-base解析にはstatistical parametric mapping 5を用いた。全脳GMV・GMF・FAの検討では男女とも2次回帰よりも1次回帰の方がデータフィット良好であった一方、全脳WMV・WMF・MDの検討では40歳代をピークまたはボトムとして2次回帰の方がデータフィットが有意に良好、または良好な傾向があった。GMV・GMF・MDには年齢×性別の交互作用が観測されなかったが、WMV・WMF・FAでは男性の加齢性低下が有意に強かった。Voxel-base法では脳内に広汎な加齢性容積低下・MD上昇、前方白質構造有意のFA低下が観測された。年齢×性別の交互作用は容積では観測されなかった一方、女性に比べて男性FAでは右下前頭回をはじめとして脳内に散在性に有意に強い負相関部位が、男性MDでは右中心後回下白質をはじめとして比較的広汎に有意に強い正相関部位が認められた。全脳・局所の両者ともに加齢性変化には有意な男女差が認められ、疾患群解析における年齢・性別マッチングの重要性および正常データベース構築における男女の区別・階層化の重要性が示唆された。
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