2006 Fiscal Year Annual Research Report
3T高磁場MR撮像装置による非侵襲的血流代謝機能画像の開発および臨床研究
Project/Area Number |
18591335
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
木村 浩彦 福井大学, 医学部, 助教授 (10242596)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
植松 秀昌 福井大学, 医学部附属病院, 助手 (00313768)
土田 龍郎 福井大学, 医学部附属病院, 助手 (70303386)
豊岡 麻理子 福井大学, 医学部附属病院, 医員 (00397275)
玉川 洋一 福井大学, 工学研究科, 助教授 (40236732)
石森 佳幸 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 講師 (30401970)
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Keywords | ASL / spin label / MRI / MRS / perfusion |
Research Abstract |
1.高次場MRIによる非侵襲的脳血流法の開発:(Continuous Arterial Spin Labeling(CASL)の開発)に関して:スピンラベルの効率を改善する基礎実験を行っている。従来の方法と比べると、RF powerを20%程度に抑えることが可能で、3Tのbodゴ送信コイルでも利用可能であることが確認できた。また、スピンラベルの一般的な手法であるFAIR法を改善し、S/Nの改善に成功し、第34回日本磁気共鳴医学大会にて報告した。2007年5月のISMRM(lntemational magnetic resonance in medicine)国際学会にても報告の予定である。 II.高磁場MRSによる非侵襲的代謝評価法の開発:神経伝達物質の代謝変化を評価するため、GABA編集法(MEGA-PRESS)を用いて、正常人を対象にGABA、GLU、GLNのMRSデータの収集を行った。(N=9)。従来の方法でGlu/Glnは、灰白質0.24±0.11、白質で0.06±0.12、となったのにたいし、MEGA-PRESS法では灰白質で0.10±0.06、白質で0.10±0.07、となった。ばらつきが極めて小さく、GLu、Glnの評価が可能と考えられた。現在、定量性、信頼性の確認を行っている。
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