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2007 Fiscal Year Annual Research Report

高精細3次元CT画像を用いた胃癌内視鏡的粘膜切除術における穿孔防止法の開発

Research Project

Project/Area Number 18591354
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

宇都宮 尚  Kyushu University, 大学病院, 助教 (00325854)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松浦 秀司  九州大学, 大学病院, 医員 (40419594)
鶴丸 大介  九州大学, 大学病院, 医員 (90419565)
石橋 龍之  九州大学, 大学病院, 医員 (00452748)
Keywords内視鏡的粘膜切除術 / CT / 穿孔 / 胃癌
Research Abstract

ブタ胃を用いて内視鏡的粘膜切除術)EMRにおける固有筋層巻き込みモデルを作成し、リフティング液として造影剤を使用した場合のEMRスネアリングにおけるCT所見を検討した。リフティング液:水で20倍希釈した Iopamiron370(Bayer)10ml。スネアリング:径30mm留置用スネアMAJ-254(Olympas)。固有筋層巻き込旨みモデル作成:リフティングした粘膜の中央で47L把持鉗子(Olympas)を用いて固有筋層まで把持した状態で挙上、強制的に固有筋層を巻き込み結紮。シングルスライスCTにて、造影剤(リフティング液の広がり)を確認。その後マルチスライスCTにて研究を開始した。CT撮影:Aquilion(東芝)64MDCT、120kV、200mA、pitch factor 0.825/helical pitch 53、0.5mm厚、再構成間隔0.3mm。Aquarius Workstation,version 3.1(TeraRecon)。"理想的スネアリング像"として、リフティングされた範囲内でスネアリングを行い、固有筋層を巻き込まない場合に想定される造影剤の形状を次のように定義:注入された造影剤の辺縁が、くびれとして描出されるスネアリング部と連続することなくスネアリング部の周囲を全周性にとり囲み"ワイングラス様構造"を呈し、かつ、スネアリング部の下の脚に相当する部分の内部に固有筋層側から突出する欠損像がみられないものとした。固有粘膜巻き込みモデル作成の成功率は22%。ワイングラス様構造は、固有筋層の巻き込みなしモデルの86%に認められたが、固有筋層巻き込みモデルでは認められなかった。本研究により、ブタ胃において固有筋層巻き込みモデル作成法を確立した。固有筋層の巻き込みがない場合のCT(3DCT)像としてワイングラス状構造が有用な所見として示すことができた。本研究により、ヒトにおいてもESDの際にCTを使用することで固有筋層の巻き込みがないことを確認したうえで粘膜切除を行うことで最大の合併症である胃穿孔を予防することが可能になると考えられる。
Iopamiron370(Bayer)10ml。スネアリング:径30mm留置用スネアMAJ-254(Olympas)。固有筋層巻き込旨みモデル作成:リフティングした粘膜の中央で47L把持鉗子(Olympas)を用いて固有筋層まで把持した状態で挙上、強制的に固有筋層を巻き込み結紮。シングルスライスCTにて、造影剤(リフティング液の広がり)を確認。その後マルチスライスCTにて研究を開始した。CT撮影:Aquilion(東芝)64MDCT、120kV、200mA、pitch factor 0.825/helical pitch 53、0.5mm厚、再構成間隔0.3mm。Aquarius Workstation,version 3.1(TeraRecon)。"理想的スネアリング像"として、リフティングされた範囲内でスネアリングを行い、固有筋層を巻き込まない場合に想定される造影剤の形状を次のように定義:注入された造影剤の辺縁が、くびれとして描出されるスネアリング部と連続することなくスネアリング部の周囲を全周性にとり囲み"ワイングラス様構造"を呈し、かつ、スネアリング部の下の脚に相当する部分の内部に固有筋層側から突出する欠損像がみられないものとした。固有粘膜巻き込みモデル作成の成功率は22%。ワイングラス様構造は、固有筋層の巻き込みなしモデルの86%に認められたが、固有筋層巻き込みモデルでは認められなかった。本研究により、ブタ胃において固有筋層巻き込みモデル作成法を確立した。固有筋層の巻き込みがない場合のCT(3DCT)像としてワイングラス状構造が有用な所見として示すことができた。本研究により、ヒトにおいてもESDの際にCTを使用することで固有筋層の巻き込みがないことを確認したうえで粘膜切除を行うことで最大の合併症である胃穿孔を予防することが可能になると考えられる。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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