2006 Fiscal Year Annual Research Report
重症静脈血栓塞栓症に対するハイブリッドIVRシステムの基礎・臨床応用に関する研究
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18591367
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Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Research Institution | Nippon Medical School |
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Principal Investigator |
田島 廣之 日本医科大学, 医学部, 教授 (00188244)
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| Keywords | 深部静脈血栓症 / 肺血栓塞栓症 / 血栓溶解 / 血栓破砕 / 血栓吸引 / 血管内治療 / IVR |
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| Research Abstract |
肺血栓塞栓症と深部静脈血栓症は、最近では静脈血栓塞栓症と総称されるようになってきた。急性・重症例においては、迅速で的確な診断と治療が不可欠である。急性期死亡率が極めて高いからである。カテーテルからの局所的血栓溶解療法、経皮的血栓摘除術、特殊なデハソスを用いた経皮的血栓破砕術、そしてステント治療はInterventional Radiology(IVR)と総称される新しい治療法で、特に静脈血栓塞栓症においても重症症例に対し行われはじめてきた。本研究の目的は、重症静脈血栓塞栓症に対する血栓溶解・破砕・吸引療法の新しいハイブリッドIVR治療システムを開発し、基礎的研究を行うことにより、最終的にそのシステムの臨床応用を探ることにある。
本年度は、まず、安全性に特に留意した特注血管シースと、それに適合する大口径の特注血栓破砕カテーテル・特注血栓吸引カテーテルを設計、作成した。そして、現有の血管ファントームを用い、実際に作成した血栓に対し、破砕・吸引実験を行った。これにより、重症静脈血栓塞栓症に対するハイブリッドIVR治療に最も適したシース/カテーテルシステムを決定しえたため、動物実験に進んだ。
動物実験の段階でも格段の問題点は出現せず、システムの安全性と有効性が実証された。そのため、少数例による臨床応用を開始することとした。
本年度の研究成果については、その一部をEuropean Congress of Radiology(2007年3月.ウイーン)にて発表した。
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