2006 Fiscal Year Annual Research Report
肝胆膵領域の高精細異時相融合画像と簡易動画表示の研究
Project/Area Number |
18591370
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
内田 政史 久留米大学, 医学部, 助教授 (50168704)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
有川 俊二 久留米大学, 医学部, 助手 (00299405)
石橋 正敏 久留米大学, 医学部, 教授 (20168256)
早渕 尚文 久留米大学, 医学部, 教授 (20108731)
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Keywords | Muiti slice CT / FDG-PET / MRCP / fusion / 3D / hepatobiliary system / workstation / navigation |
Research Abstract |
症例収集 肝胆膵疾患で特に手術の適応と考えられる症例28例に対して、MDCTでの300-370mgI/m1濃度製剤を用いた造影を行い、早期動脈相、門脈優位相、静脈相の撮影のそれぞれのデータを0.63-1.25mmに再構成したデータを得た。さらにFDG-PETによるデータ収集もAllegro(ADAC社製)を用いて、transmisson time 23 sec/bed,emissiontime2min30sec/bedで行い、18例でデータを得た。また新にMRI画像のデータ、MRCP画像も融合画像の対象とし、12例にて撮像を行い再構成データを得た。 高精細三次元画像と融合画像作成 MDCTでの三次元画像とPETの三次元画像の融合画像作成のためのソフトを購入し、さらにこのソフトの応用でこれらにMRCPの三次元画像の融合も可能とした。MDCTでの経静脈性造影法で得られたデータからは、動脈系、門脈系、静脈系や各臓器をそれぞれ高精細三次元画像として作成した。さらにPETのデータもworkstationに転送し、病変の集積部の三次元画像の作成を行った。 MRCPでは胆道膵管の三次元画像の作成を行った。各三次元画像を作成した後、これら画像をworkstation上で角度や方向を変えて表示し、病変部と周囲との関係を三次元的に最も表示可能な位置で、異時相融合画像の作成を試み、現時点ではまだ数例であるが、評価可能な融合画像の作成が行えている。 この研究成果については、ESGAR(ヨーロッパ腹部放射線学会)で発表予定である。
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Research Products
(6 results)