• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2006 Fiscal Year Annual Research Report

肝切後門脈圧上昇に対する小腸切除量の検討-過小グラフト対策法確立を目指して

Research Project

Project/Area Number 18591424
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionNippon Medical School

Principal Investigator

秋丸 琥甫  日本医科大学, 医学部, 教授 (40142541)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 谷合 信彦  日本医科大学, 医学部, 講師 (20287725)
Keywords過小グラフト / 肝切除 / 門脈圧 / 小腸切除
Research Abstract

ラットで80%肝切除(A)群、25%小腸(空腸側)切除および80%肝切除(B)群、50%小腸(空腸側)切除および80%肝切除(C)群の3群間で大量肝切除後残肝への効果を生存率、肝機能検査、病理学的所見(残肝の再生とアポトーシス)につき比較検討する予定であった.しかし、実際に開始してみるとラットの回結腸静脈の回腸枝より門脈圧モニター用カテーテルを挿入し門脈本幹に先端を留置固定する手技は容易でなく、拡大鏡を用いての手技の確立に多くの時間とラット数を費やした.そのトレーニングの結果、現在では極細径のカテーテルを回腸静脈枝より挿入、先端を門脈内に留置し、門脈圧をモニター及び記録が安定して可能となった。腸管そのままで80%肝切施行する(A群)と門脈圧は上昇するが、小腸50%切除した後に80%肝切施行(C群)で門脈圧の上昇は抑制される結果が得られた.しかも、25%小腸切除後に80%肝切(B群)しても門脈圧は上昇しない結果が得られ、25%小腸切除でも効果がみられると云う感触を掴んだ.但し、小腸切除後に腸管を端々吻合しラットを生存させ、肝機能と凝固系検査のために採血し、さらに病理学的検索を行って残肝再生とアポトーシスの観察を行なうまでには至らなかった.次年度も今までの手技を続けて施行し、ラットのnを増やし、門脈圧測定して記録、肝機能検査、凝固系機能検査さらに術後残肝の組織学的検索としての肝再生とアポトーシスについて3群間での比較検討ができるようにしたい.

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi