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2006 Fiscal Year Annual Research Report

骨髄幹細胞ホーミングによる新規遺伝子治療法の開発

Research Project

Project/Area Number 18591431
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

三橋 登  千葉大学, フロンティアメディカル工学研究開発センター, 助教授 (80400985)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 宮崎 勝  千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (70166156)
木村 文夫  千葉大学, 大学院医学研究院, 助教授 (70334208)
清水 宏明  千葉大学, 大学院医学研究院, 講師 (80272318)
吉留 博之  千葉大学, 大学院医学研究院, 講師 (10312935)
大塚 将之  千葉大学, 医学部附属病院, 助手 (90334185)
Keywords骨髄幹細胞 / VEGF / AFP / ホーミング
Research Abstract

自己骨髄細胞を担体として利用した新しい遺伝子治療法の開発を主目的とし、平成18年度は以下の検討を行った。
1)ホーミング遣伝子・治療遺伝子の探索
ヒト肝細胞癌症例標本よりRNAを抽出、RT-PCRを行い癌組職に多く正常組織に少ない発現パターンを示す遺伝子群が得られたが、AFPを今回のターゲットとして選択した。AFPは腫瘍マーカーとして知られているのみならず、腫瘍の促進因子として働くことが報告されている。AFPの発現は、血清AFPの測定ならびに免疫染色にてタンパク質レベルでも確認した。
2)ホーミング遺伝子の選択と骨髄細胞への導入の評価
ホーミング遣伝子として、肝細胞癌を含む多くの腫瘍でその発現が亢進していることが報告されており、かつ骨髄細胞をホーミングさせる機能をもつVEGFを選択した。レセプターとしては、骨髄細胞へのホーミングに関与するVEGF-R1を選択した。マウス骨髄細胞におけるVEGFR-1の発現をFlow cytometryを用いて検討し、その発現を確認した。
3)In vitroでのホーミングの確認
VEGF recombinant proteinを用いて骨髄細胞の遊走能を検討したところ、VEGF濃度依存性に細胞の遊走を認め、この作用はVEGFRのプロッカーにて抑制された。
4)治療遺伝子のトランスフェクション
骨髄細胞は、軽度ながらAFPを発現することをmRNAレベル、タンパク質レベルで確認した。マウス骨髄細胞へのAFPのプラスミドによる遺伝子導入は一時的発現効果は得られたものの、安定発現系が得られなかった。現在、ウイルスペクターによる発現系への変換を検討中である。以後の研究は上述の骨髄細胞への安定発現系の構築が済み次第平成19年度に施行予定である。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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