2006 Fiscal Year Annual Research Report
単塩基多型による食道癌発癌高リスク群の同定とテーラーメード医療への応用
Project/Area Number |
18591451
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
森 隆弘 日本大学, 医学部, 講師 (00323030)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永瀬 浩喜 日本大学, 大学院総合科学研究科, 教授 (90322073)
今井 高志 独立行政法人放射線医学総合研究所, 重粒子医科学センター, 研究リーダー (50183009)
山田 章吾 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60158194)
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Keywords | 食道癌 / 発癌感受性 / 単塩基多型 / 多因子発癌 / 予後 |
Research Abstract |
平成17年度までに約200例の食道癌患者より文書による同意を得、それらの解析よりSNPsと食道癌の予後に有意な関係が確認された。初期治療法と予後との関係を検討することにより、食道癌治療のオーダーメード化に道を開くものと期待されるが、SNPsの頻度が食道癌患者全体の10〜20%であり、統計学的な解析を可能にするには今後さらに100例ほどの食道癌患者が必要と見込まれる。このプロセスに約2年が見込まれており、18年度、19年度に更に約100例の症例より血清DNAを抽出し、遺伝子のSNPsを確定する。現在までのところ、234症例分のgDNAが抽出されたが、当初の予定を下回っているため、18年度、日本大学付属病院において倫理委員会に申請し、承認を受けた。外来通院患者を中心にインフォームドコンセントおよび採血の環境を整備し、実際に採血も開始した。今後、症例数は増加する事が見込まれている。 白血球の分離、genomicDNAの抽出も予定通り進んでいる。AURKA遺伝子のSNPsのhaplotypeの確定は、これまで通り、研究分担者の永瀬(日本大学大学院)が行う。これまではpyrosequence法によりgenotypeを決定し、更に2つの機能的SNPsがいずれもheterozygoteの場合はcloningおよびsequencingによりhaplotypeを決定してきたが、この方法に加え、同施設で購入したMASS ARRAYを使用して行う予定である。今後、MASS ARRAY、iPlexを使用することによって、p53など他の食道癌発癌感受性候補遺伝子のSNPsも同時に検討する事が可能である。本年度に購入した統計解析用ソフトにて多変量解析などにより、これら複数遺伝子のSNPsと食道癌発癌およびその予後との関係を検討する予定である。
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Research Products
(1 results)