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2007 Fiscal Year Annual Research Report

間葉系細胞を用いた肝幹・前駆細胞の未分化維持培養法の確立とメカニズムの解明

Research Project

Project/Area Number 18591514
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

福地 佳恵  Kyoto University, 医学研究科, 技術補佐員 (70402906)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 猪飼 伊和夫  京都大学, 医学研究科, 准教授 (60263084)
安近 健太郎  京都大学, 医学研究科, 助教 (00378895)
波多野 悦朗  京都大学, 医学研究科, 助教 (80359801)
待本 貴文  京都大学, 医学研究科, 医員 (70437234)
Keywords間葉系細胞 / 肝幹・前駆細胞 / 未分化維持
Research Abstract

1,Thy1(+)gp38(+)細胞を用いた肝幹・肝前駆細胞の未分化維持および成熟化機構の解明
我々はこれまでにマウス胎児肝臓由来Thy1(+)gp38(+)間葉系細胞と共培養することにより、肝幹・前駆細胞がin vitroにおいて成熟化する一方、Thy1(+)gp38(-)間葉系細胞は肝幹・前駆細胞の未分化維持培養に有効であることを見出した。そこで、肝幹・前駆細胞の成熟化と未分化維持のメカニズム解明のために、上記のマウス胎仔肝臓由来間葉系細胞のそれぞれの分画(Thy1(+)gp38(+)間葉系細胞およびThy1(+)gp38(-)間葉系細胞)からmRNAを抽出し、マイクロアレイを用いて発現遺伝子の網羅的解析を行った。現在集積したデータを詳細に解析中である。
2,Thy1(+)gp38(+)細胞への不死化遺伝子導入による細胞株樹立。
肝前駆細胞をin vitroにおいて成熟化させる能力を持つマウス胎仔肝臓由来間葉系細胞にSV40 large T antigenを遺伝子導入し、細胞株を樹立した。多数えられたクローンの中から、最も成熟化能を有したクローンを選択した。この細胞株は、初代培養細胞と同様に、マウス胎児肝細胞と共培養することで成熟肝細胞へと分化させる能力を持つことをRT-PCRによる発現遺伝子解析やPAS染色により示した。また、マウスES細胞由来の肝前駆細胞様細胞とも共培養することで、マウスES細胞由来未分化内胚葉細胞を成熟肝細胞様細胞へと分化させる能力も持つことも確認した(PAS染色、RT-PCR、電子顕微鏡、アンモニア除去能)。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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