2007 Fiscal Year Annual Research Report
心臓移植後の慢性拒絶反応にいおけるToll-like receptor関与の解析
Project/Area Number |
18591536
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
赤坂 純逸 Tohoku University, 病院, 助授 (80343044)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田林 晄一 東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90142942)
井口 篤志 東北大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (90222851)
小田 克彦 東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (60323002)
川本 俊輔 東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (20400244)
本吉 直孝 東北大学, 病院, 医員 (40375093)
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Keywords | Toll-like receotr / 心臓移植 / 冠動脈硬化 / 虚血再灌流障害 / interleukin-1 beta / TNF-alpha / interleukin-10 |
Research Abstract |
心臓移植後の冠動脈硬化症に対するtoll-like receptorの関与を検索するために、まず、allograftとisograftで、冠動脈硬化症の程度が異なることを確認した。これは、150-200gのLewis ratをドナー、150-200gのFischer ratをレシピエントとし、また、Lewis ratをドナー、およびレシピエントとして心移植を行った。免疫抑制剤として、サイクロスポリンA(CsA)10mg/kg/日を皮下注した。Toll-like receptorの関与を検索する目的で、macrophage infiltration、Toll-like receptor-2、-4について使用した薬剤、拒絶反応との関係から検索した。更に、昨年から引き続き、このモデルで心筋中のIL-1 receptor、IL-1 beta,IL-6およびTNF-alphaのmRNAの発現を測定する方法について検討している。虚血再灌流障害に対するToll-like receptorの関与を検索するために昨年から継続して、大動大動物を用いた実験を行なった。15-18kgのブタをドナーおよびレシピエントとして人工心肺下に同所性心臓移植を行なった。大動脈遮断、6時間の心保存ののち再灌流後、2時間で心筋の標本を採取した。心筋のToll-like receptor-2、-4、interleukin-1 beta(IL-1beta),IL-10およびtumor necrosis factor alpha(TNF-alpha)をエライザキットによる測定を行なった。現在、データを処理中である。
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