2006 Fiscal Year Annual Research Report
新しい蛍光電子内視鏡とマイクロアレイによる気管支DYSPLASIA治療方針の確立
Project/Area Number |
18591541
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
渋谷 潔 千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (20302565)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤澤 武彦 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (80110328)
伊豫田 明 千葉大学, 医学部附属病院, 助手 (10302548)
鈴木 実 千葉大学, 大学院医学研究院, 助手 (80312940)
中島 崇裕 千葉大学, 医学部附属病院, 医員 (20400913)
関 直彦 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教授 (50345013)
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Keywords | 蛍光電子内視鏡 / NBI / 高解像度気管支ビデオスコープ / 気管支dysplasia / PET |
Research Abstract |
肺癌集団検診喀痰細胞診D、E判定症例かつ胸部X線、CT無所見症例を対象とする、新しい蛍光電子内視鏡AFIとNBIを組み合わせた拡大(高解像度)気管支ビデオスコープによる気管支dysplasiaの診断を行い、マイクロアレイ解析とFDG-PET解析を加え、新たな気管支dysplasia治療方針の確立を目指す。 1.肺癌集団検診喀痰細胞診D、E判定症例かつ胸部X線、CT無所見症例を対象とする、新しい蛍光電子内視鏡とNBIを組み合わせた拡大(高解像度)気管支ビデオスコープによる気管支粘膜の微細観察を、48例の新たな症例に対する48回に加え、複数回の経過観察症例を含む77回合計125回のAFIとNBIによる気管支粘膜の詳細な検討を行った。今回の検討では、経過観察症例から気管支粘膜のdysplasiaからcarcinoma in situやmicro invasive carcinomaといった微小な癌はみられなかった。 2.NBI画像の画像解析装置を使った周波数の分析を行っているが、気管支炎と気管支dysplasia、癌との間に鮮明な相違が認められつつある。現在症例を増やして検討を行っている。特に血管1増生を伴っている病巣のdetectが明らかになってきた。 3.肺癌集団検診喀痰細胞診D、E判定にて紹介され、気管支dysplasiaが発見されるも悪性腫瘍が発見されていない経過観察中の症例28例に対してFDG-PET検査を施行した。27例では新たな肺悪性病変の検出は認められず、これらの症例は喀痰細胞診と胸部CTでも新たな異常は検出されていない。しかし喀痰細胞診にて断続的に扁平上皮癌が検出されていた1例では、PETにて胸部CTでも同時に末梢の扁平上皮癌を検出した。これまでのところ肺門部の早期癌やsevere dysplasiaの検出はなされていない。引き続き症例を観察していくことになる。
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Research Products
(4 results)